☆精油のもつ3つの作用について☆
皆さん、こんにちわ:*:・( ̄∀ ̄)・:*:
いつも、ご愛読ありがとうございます。
それでは今回は、精油のもつ肌への作用についてお話させていただきます。
アロマテラピーの作用
アロマテラピーには①心に対する働き、②体に対する働き、③皮膚に対する働きという3つの作用があり、心と体に同時に働きかけます。
【心に対する働き】
精油を嗅ぐとエンドルフィン、セロトニン、アドレナリンなどが分泌されると言われています。これらは多幸感や情緒の安定、心を鼓舞・活気付づける、鎮静などの効果をもたらす脳内の神経伝達物質(脳内モルヒネ)です。
香りによって刺激される大脳辺縁系、視床下部、下垂体といった脳の部分は、情動、記憶、本能行動、食欲、性欲、睡眠欲、自律神経や内部分泌系の働きをコントロールしています。
これは心の影響を受けやすく、感情が安定していると円滑に働き、病気にもなりにくいことが分かっています。心地よく、気持ちが休まる香りを選んでみましょう。
【体に対する働き】
精油成分には、免疫系を強化して体がウイルスや細菌と戦う力を高める、血液やリンパ液の流れを促す、腎臓や肝臓、胃など体の各器官を刺激して働きを工場させるなどの効果が知られています。トリートメントそのものにも同様の効果と筋肉の緊張を和らげ、痛みを軽減する効果があります。精油成分の作用とトリートメントによる刺激は、複合してプラスの効果を発揮します。
【皮膚に対する働き】
温かな手で優しく包み込まれるように施されるトリートメントは、こわばった体を緩め、頭の疲れをほぐしてくれます。いつの間にか眠ってしまう方がとても多いのもうなづけますね。
「手当て:タッチング」という言葉がありますが、「優しく撫でさする」という行為がひとつのセラピー(療法)として効果を発揮するのです。背中をさすってもらう内に、段々と気持ちが落ち着いてきたという体験はありませんか?触れるということは、親密さや愛情を伝え、言葉ではないコミュニケーションがそこに生まれます。
言ってみれば、自分と外部との境界が皮膚です。皮膚をトリートメントされることで無意識のうちに自己を再認識し、
・ここに存在するという実感
・おさまるところにおさまったという感覚
・起きている心地よさをただ静かに体感する
それらのことが精神的な安定をもたらすのでしょう。
触れ合うことで生じる皮膚感覚は、まさにその瞬間に起きているリアルな感覚以外のなにものでもなく、「今」という時を実感させてくれます。
意識は、「今、現在」にとどまる事がとても難しいものです。過去にも未来にも思いをめぐらせてしまい、それが心や頭を疲れさせる原因にもなっています。
外胚葉由来の皮膚と脳~皮膚は外に出た脳である~
「手当て:タッチング」が、なぜ脳を休ませるのか、発生学の点から考えてみましょう。
あまりピンと来ない方も多いかもしれませんが、皮膚を撫でることは脳を撫でることと、実は同じことなのです。
受精卵が細胞分裂を繰り返し、外胚葉、内胚葉、中胚葉の3つの胚葉に分かれる時期を経て、それぞれの胚葉が心臓、胃、皮膚などの器官となり、やがて体が完成します。
この時、外胚葉と呼ばれる部分が外側に露出したものが皮膚、内側に入り込んだものが脳と神経になります。同じところから分かれた脳と皮膚。皮膚への刺激は、間接的に脳を刺激することに繋がるわけです。
ゆっくりと優しく圧を加える接触も、脳を落ち着かせる効果があることが立証されています。同じ接触でも、恐怖や不安感、痛みを伴う体験は心の奥深くに記憶され、脳の海馬が萎縮してしまう例もあるようです。
お互いが心地よく思える触れ合いが一番大切なのでしょう・・・。皮膚と脳は繋がっていると意識することで、自然と手の当て方や気持ちの込め方が変わってくるのではないでしょうか。
痛みのゲートコントロール説と香りについて
打撲や怪我をした時、その刺激は未梢神経によって、脊髄に伝わり、脊髄にあるゲート(門)が開いて脳へと伝えられ、初めて「痛み」として認識されます。この痛みを感じる仕組みに香りやタッチング、感情が関係することが分かってきました。
不安、恐怖の感情はゲートを開き、痛みを増幅する方向に働きます。また、長く続く痛みは交感神経を緊張させ、新たな発痛物質を作り出すことも知られています。
一方で、喜びの感情、高揚感、優しく撫でる、さするなど・・・この感覚神経はゲートを閉じ、痛みを軽減する方向に働きます。
「痛いの痛いの飛んでいけ~」これが効果的なのは、言葉かけによる安心感や撫でる事でゲートが閉じるからなのです。
ゲートを閉じて痛みをブロック・軽減するという理論を「痛みのゲートコントロール説」といいます。
A:痛みの抑制系(痛みの度合いは弱くなる)
・血流の増加
・タッチング・快感
・脳内モルヒネ
・精油成分
・ゲートコントロール
B:痛みの増幅系(痛みの度合いは強くなる)
・不安、恐怖
・発痛物質
・病気、ストレス
・交感神経の緊張
・血流の減少
指先を切る、針で刺すなど瞬間的で鋭い急性の痛みの信号はとても早く伝わり、あまりブロックされることはありませんが、慢性的で鋭い痛みの信号は脳へ伝わるスピードが遅く、タッチングや香りの刺激でグロックされやすいのです。
また、心地よさを感じる香りや触れ合いは、鎮痛作用がある神経伝達物質(脳内モルヒネ)の分泌を活性化すると考えられています。アロマテラピーで、できるだけ好みの香りになるよう精油を調合するのはそのためなのです。