なんか苛々というか焦っているというか、もどかしいというか。最近、加齢と変てこな病のせいで投げやりです。
鏡を見れば、「ああ」と嘆く日々。18歳以降は1年ずつ300グラム体重が増えていくと言われるらしい。例えば60歳になれば12キロ増えてんですね、順調に。
容姿の劣化が極めて酷いのはしょうがないのですが、それを助長しているのが、不摂生とめんどくさい病。この数年間、石鹸洗顔もせず化粧品をほぼ使っていないので、なんか小汚い私の顔。美容院にも行かず1200円カット散髪屋で慚切る髪の毛。
もろに白髪が増えたヘアをゴムで束ねて丸めて、青白い顔が首の上から出ている。貧乏神のような様相です。洋服は手編みのくたびれたセーターとよれたパンツ。街に持っていくバッグもコートもない。
ダンスステップも許されないガラクタな身体。50メートルも歩行すると腹痛に襲われる。何処へも行けない。旅行なんて夢のまた夢。なのに小汚い老女は今一度再生したいと足掻く。あと10年、20年の人生で、出来るところまで小綺麗になりたいし、暮らしも美しく整わせたい。
こういう心情が、捨て活への道へと進ませるんでしょうね。
手際のいい別れ文句を喋りながら、あーだこーだと適当な選択をして人生を共にした道具らを無残に棄てていく。無慈悲な生き別れだ。捨てて綺麗になるなんていうことを夢想する。実際綺麗な住まいは、楽に動ける空間、設備なんでしょう。つまり断捨離なんでしょうよ。
要支援を申請したいと医師に言ったら、少し怒られました。「自力で何でもできるじゃない」とさ。そうなんです。自力で「死の段取り考える趣味に没頭して」生きているのです。この足が踏めないダンスステップで、「そこ」に向かって踊っているじゃあないですか。
いやあ、かなりナーバスです。この三日間、ふらついて吐いて寒気が止まらず、よたって寝込んで。どこにも回復の日差しが見えない。もう長くない婆さんなんだから、少しは光明をください。
少し良くなってきたら、長い散歩がしたかった。マクドでアルバイトもしたかった。
歩きやすい部屋にしないとね。食器もインテリアも花も、すべてかなぐり捨てなくちゃね!
ばっさり切るのです。楽しかった、愛おしかったことも。
一から順に綺麗に、追いやるのです。
続く
梅が綺麗だね
