数十年来の継続する腹痛。排便で解消するのでIBS(過敏性腸症候群)だと思い続けてきました。
素人判断は堂々巡りし、先日行った精神科で、「精神的なものでしょうか?」などど一気にまくし立て、IBSについてお話ししてきました。医師は、やはり精神科の医師らしく柔らかな表情で「IBSは抗不安薬や抗うつ剤を使うこともありますよ」と。
さらに「そういえば、ずいぶん前にIBSということで、お薬出しましたね。便秘になったということで中断しましたが」と医師。
私の相談を覚えてくれていたんだ!という嬉しさのせいか、腹痛が解けるように消えていきました。とりあえず、排便で解決するということで便秘薬を出してくれました。「抗不安薬は、まあ、もっと後で考えましょう」と更に優しくお話しされました。
なんかおかしな名前の薬だった記憶が。そう、イリボーです(ウリボーじゃありません) 過敏性腸症候群(IBS)の治療に用いられるセロトニン5-HT3受容体拮抗薬(ラモセトロン塩酸塩)です。この薬は下痢型IBSの専用薬(特効薬)として広く処方されているので、やっぱ、便秘にすぐになったのですね。この薬、女性は便秘になりやすいので男性の半分を処方するようです。
実は、精神科と便秘治療は非常に深い関係にあるようです。精神科の薬の副作用で便秘になりやすいためです。多くの抗うつ薬や抗精神病薬、抗不安薬には、自律神経に働いて腸の動きを止めてしまう作用(抗コリン作用)があります。そのため、精神科に通う患者さんは重い便秘に悩まされやすく、精神科医は便秘治療のプロでもあります。
過敏性腸症候群(IBS)は、ストレスや不安といった脳の緊張が自律神経を通じて腸の異常(便秘や腹痛)を引き起こす病気です。脳腸相関(脳と腸のつながり)ということです。精神科では、心のケアと同時に、お腹の痛みを直接脳に伝えにくくする効果を併せ持つリンゼスという薬を積極的に活用するようです。ああ、だから精神科では便秘薬をすんなり出してくれるんですね。
綺麗な色のスマトラ
