念願のMRIを撮ろうと整形外科医がようやく言い出したので、やったー!と思って、検査クリニックで検査をしてきました。念のために検査前の診察で医師に「乾癬の様子が分かるのですか」と聞くと、医師は「そういう炎症の状態もしっかり写りますよ」と。
ああ、これで痛み等の原因がようやく分かるんだ、と喜んでいたのです。
が、後日、整形外科の診察日で、医師は冷淡に、そして一方的に話します。
「脊柱管狭窄症。3か所にあります。中程度です。痛くてなんとかしたいなら、手術。したいなら直ぐに紹介状を書きますけど」
「手術? そんなに悪いのですか?」
「良い悪いじゃなくて、あなたが苦痛かどうかを判断してください。痛いと感じるなら手術しかないでしょ。私にはあなたの痛みはわからないし、必要以上に痛さを感じる人もいるわけで」
まっくもう、ああ無情ですね。脊柱管狭窄症も乾癬性関節炎も、本人の自己申告が、程度の判断になるわけで、画像診断は論拠の一つってことなんですね、荒っぽく言うと。こんなんだったら、変な治療がまかり通ってしまわないのかと思ってしまいますね。また患者の倫理みたいなものも問われると思います。
「あの、私、めっちゃ関節が、そこいらじゅう痛くて。毎日痛みは移動するし。それにお腹も痛い。手は強張るし」とかネットに書いてある症状をまくしたてたら、生物製剤注射を出されるのなんて、なんか怖い。
もちろん、確定診断のガイドラインはありますけどね。
①皮膚や爪の症状:これは実際に乾癬の皮膚症状があること
②血液検査:リウマチとの判別。炎症値は乾癬性関節炎の場合低いこともある
③画像診断:手や足の画像診断
④問診:患者の自己申告で、家族性が否か等
①は絶対条件ですが、②はリウマチではなく、炎症値/CRPも高くはなかったし、③の画像診断は出なかった(手だけの撮影だから) ④にいたっては嘘をついたっていいんだし。つまり、皮膚や爪を見せて、過去に諸症状があったこと等を患者が訴えれば、確定診断される可能性があるように思えてしまいます。脊柱管狭窄症はれっきとした画像があるわけですが、狭窄があっても自覚症状がなければ問題はないというわけなのです。
患者の自己申告の症状で治療が決まる病気とは
患者の自己申告(自覚症状)が診断や治療方針の決定的役割を果たすのは、精神疾患や慢性疼痛疾患、過敏性腸症候群(IBS)、睡眠障害等です。これらの病気は検査数値だけで確定することが難しく、患者本人の「辛さ」の程度が治療の指標となります。
自分自身の状態を病気として思い込んでしまう「病気不安症(心気症)」や、症状を創作してしまう「作為症(虚偽性障害)」もあります。
乾癬性関節炎と脊柱管狭窄症は、患者の自己申告が診断や治療プランを決定する病気です。画像検査や血液検査のデータと自己申告を組み合わせて、診断、治療が決まるというわけです。
ところで、私の自己申告で治療が決まる病気は、乾癬性関節炎や脊柱管狭窄症の他にIBSがあるし睡眠障害で薬をもらっています。そして過去には適応障害もありました。ざっと調べたところ、これらの病気をあげたのですが、ほとんど私のかかった病気たちなんです。つまり、私は…
実母が痛みを常時訴えていて、訪問医のドクターに相談したら、「痛みの閾値が低い」とのこと。身体表現性障害と言われ、結局精神薬を服用していました。不安やストレスで慢性的に閾値が下がるのだそうです。
私の痛みは、鋭い痛みではなく重苦しい鈍痛のみ。痺れも強張りもありません。そして6年以上も長く続いているのです。もしかしたら、こういうこと、なのかもしれない。爪乾癬から類推して過剰な痛みを生み出し、たまたま腰部脊柱管に狭窄があった。しかし、乾癬性関節炎の場合は骨が変形して肢体不自由になるのが怖いのであって、痛みが怖いのではありません。もちろん、痛みは嫌です。外を歩き回れない、料理がまともに作れないのは苦痛ですし。
痛い、ということについては、痛みの閾値について調べたので、次回で紹介いたします。
新しくお迎えした玉サバの子です
