診断は、変形性腰椎症、脊椎側彎症、すべり症、脊柱管狭窄症(腰椎変性疾患)
いろいろ調べてみて、やはり私の誤解、無知が多かったのかも、です。
高齢女性において、この4つの疾患は年齢相応の変化と言えるようです。背骨は、加齢変化に加えて乾癬性関節炎と重度骨粗鬆症という持病が複雑に絡み合うため、多くの疾患名が並びやすくなります。
体に起きている変化は、単なる加齢だけでなく、持病が原因を強めている可能性が高いようです。たくさん疾患名が書かれていても、「どの変化が今、一番困らせているか」によって対策が変わります。
歩行の困難(間欠性跛行)があれば、脊柱管狭窄症の治療が優先されます。これ以上背骨が潰れて曲がらないよう、骨粗鬆症治療薬を継続することも不可欠です。また、背骨の痛みが炎症なら、乾癬性関節炎の治療が、背骨の変形進行を抑えます。
現在の状態を整理すると、しびれはないものの「歩くと足が痛む間欠性跛行」と「息切れを伴う体軸の鈍い痛み」は、脊柱管狭窄症やすべり症、そして重度骨粗鬆症による背骨の変形からきている可能性が極めて高いということです。
医学的には、長年の乾癬性関節炎が原因で、重度骨粗鬆症を引き起こした、という順序が一般的です。 乾癬性関節炎によって体内で作られる炎症性サイトカインという物質は、関節を腫れさせるだけでなく、骨を壊す細胞を異常に活性化させてしまう性質があり、これを抑えるのが生物学的製剤なのです。
背骨がもろくなり、少しずつ潰れて腰や背中が前に曲がると、常に背中の筋肉や骨に無理な負担がかかって鈍い痛みが続きます。また、背中が丸くなると胸やお腹が圧迫されて肺が十分に広がらなくなるため、少しの動作でも息切れを感じやすくなるみたいです。
今後の見通しについて。現在の症状は、乾癬性関節炎そのものの痛みというよりは、これまでに傷んでしまった骨と関節の痛みと歩行障害で、治療のステージが変わってきていると言えます。
間欠性跛行や体軸の痛みが日常生活を制限している場合、これらは骨の変形によるものなので、乾癬性関節炎の生物学的製剤だけで解決するのは困難です。脊柱管狭窄症を和らげる内服薬や、これ以上背中が曲がらないためのリハビリが必須です。
従って、脊柱管狭窄症の内服薬、リハビリ、乾癬性関節炎の注射、これら全てが症状緩和の条件なのです。もちろん、完全治癒はありません。進行を止めるだけです。
近所の親水公園
