今日、12/1は夫の癌定期検査の日です。内視鏡検査をするために夫婦でまた、無縁坂を越えました。
といっても緩い短い距離ですが、文都の街を縫うこの裏道を歩くと、人の運不運を踏み分けているように思えます。
坂を登ると東大の鉄門というのがあり、その先は大学病院の玄関口に繋がります。
明治9年に東大の正門として作られた鉄門ですが、大正時代に外され、東大医学部150周年記念の2006年に再建されたそうです。マンションや幼稚園、旧岩崎邸が道に沿って立ち並んでいます。

鉄門
かつては、このあたりには小さな川が流れていたホタルの名所で、坂上に無縁寺があったそうです。帰りは、この鉄門をいっきに上野不忍池へと下ります。枯蓮を溜め込んだ池に、周囲の木々も黄金色に輝いていました。骨董市が開かれていて、平日なのに、そこそこの人だまりがありました。
ところで、さだまさしさんの『無縁坂』は、この坂のことです。母が幼い僕の手を引いて無縁坂を上るたびに、ため息をついていた。「運がいいとか、悪いとか」という物悲しい歌詞の内容とは、必ずしも符丁しないお洒落な道です。
私ら夫婦がこの坂を登るのは検査のため。考えてみたら、検査とは、やはり運不運を分けることなんですがね。
黄金色の上野公園
