

この数日は気温がとっても高くて春爛漫なコンサート日和

今日はロンドン交響楽団です

指揮はベルナルト・ハイティンク
ピアノはマリア・ジョアン・ピリス
曲目は・・
ブリテン: オペラ『ピーター・グライムズ』から「4つの海の間奏曲」
モーツァルト: ピアノ協奏曲第17番 ト長調 K453
ベートーヴェン: 交響曲第7番 イ長調 op.92 です。
初めての2階席でしたが
とても見渡しが良くて、音の広がりも素敵だなぁと思いました。
ただ、前の方ではなかったので天井が近いせいでしょう、
拍手の音がスコールのような、下から雨が降ってくるようなバチバチバチっ!っという音でちょっとびっくりしましたが、これもまた新鮮でした。
この季節は気温の変化と同じように私の体調もちょっと不安定。
集中力と体力を後半のベートーヴェンに費やしました。
ロンドン交響楽団は
「失敗してはならないところで、かっちりとお仕事をする。」
本当にきっちりと、落ち着いて、美しく、凛々しい演奏で
私たちはまるで豪華客船で悠々と航海をしているような心地でした。
そして、
ブリテン、モーツァルトのあとのベートーヴェン7番ですから、
「あぁ、ベートーベンってやっぱりすごいなぁ。大好きだなぁ。」ってより強く感じました。
第一楽章、第二楽章の長調と短調が互いに移り変わるとき、
この春の季節のように、そして、気持ちの不安定さのように感じられて
涙ぐむ瞬間もありました。
ベートーヴェン交響曲は、パートの皆が主役になっている、というか
それぞれの楽器の一番よい音、魅せ方を知っているというか・・
女優を輝かせる監督のようです

そう、もちろん指揮のハイティンクもそうです。
年齢が80代後半になって、指揮台へ向かう足取りは歳相応かもしれませんが、
演奏から感じる楽団への指示、感覚は年齢を感じないものでした。
ハイティンクは脳で、楽団はしなやかな筋肉と温かい血の流れる体幹。
脳からの指令が全身に伝わって、今度は指先から脳へ旋律として伝わって
そして、また脳から・・踊るように美しい循環、人間って素晴らしい!と思い返します。
おひとりの目の不自由な方が、「ハイティンクも(まだまだ)若いですね。」と話してらっしゃいました。
その方にはきっと、颯爽な姿のハイティンクが映っているのでしょう。
本当にクラシックが好きなんだなぁと思う会話がホワイエいっぱいに広がって・・

ふわっと心ほっこりの演奏会でした。











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