「人間万事、塞翁が馬」
有名な話ですよね。
今日タロットを引いていて、ふとこの言葉を思い出したので、ここに記しておこうと思いました。
ある日、塞翁という老人が飼っている馬が逃げ出しました。
人々は老人をなぐさめました。
すると、老人はこう言いました。
「悲しむことはない。このことが幸福にならないとも限らないよ。」
しばらくして、逃げ出した馬が、良い馬をつれて帰ってきました。
人々がお祝いを言うと、老人はこう言いました。
「喜ぶことはない。このことが災いにならないとも限らないよ。」
しばらくすると、老人の息子が、その馬から落ちて足の骨を折ってしまいました。
人々がなぐさめに行くと、老人は平然として言いました。
「悲しむことはない。この出来事が幸福にならないとも限らないよ。」
そして、1年後。
戦争により、ほとんどの若者が徴兵されて、命を落としました。
しかし老人の息子は、落馬による骨折で徴兵されず、命を落とさずにすみました。
「人間万事塞翁が馬」は、大体こんな感じのお話。
(いちいち説明しなくても知ってる、って感じだよね😅)
つい、目先の出来事に一喜一憂しがちな私だけど……。
結局のところ人生なんて、なにがどう転ぶかなんて、わからないもの。
一見不幸だと思った出来事が、幸せな結果になる場合もあれば、
一見幸運だと思った出来事が、不幸に転じることもあるわけで。
だからこそ、起きた出来事にいつまでもとらわれ続ける必要なんて、ない。
ほんと、そうだよなぁ……。
と、出たタロットカードを眺めながら、塞翁おじいさんに思いを馳せた午後。
ヌーメラルカード「カップの6」
日に日に光の量が増えてきました。
今日は新月なので、星がきれいに見えるかな?