今日は、年に一度織姫と彦星の逢瀬の日。

梅雨の時期には珍しく好天。
夜空の明るいこのあたりですが

夜にはベガとアルタイルが見えるといいな。

(画像は「花と緑とおもてなし」からお借りしました)

私事ですが

先月、義父がなくなりました。

子供の頃、

亡くなった人はお星さまになると教えられていたので
晴れの夜は毎日のように

空を見上げては

子供の頃のように

義父の星はどれだろうと探しています。

 

お通夜の日、

葬儀会社の方から

「お父さまの思い出をこちらに綴ってください」

と依頼されました。

 

どのようなお父さまでしたか?

お父さまの印象深いエピソードを一つ。

 

そして

「最後にお声掛けするならば…」

 

「私は何も浮かばない」という義母に

「そうそう、お父さん、カメラが好きだったよね」

とか

「お父さん行方不明になったことがあったよね」

とかヒントを出しながら

最後のメッセージにたどり着きました。

 

「最後にねえ・・・」

と少し考えて母は

 

「昨日一晩お父さんの顔を
ずっと見て話しかけていたんだけどね。

見れば見るほどいい男。

 

60年間、ずうっと一緒にいたけどね、

私、昨日改めて惚れ直したわ。」

 

母の言葉を書き留めていたわたしですが

思わず筆が止まり

涙が止まらなくなった・・・
 
 
7月7日。
一日でよいから、あの川の向こうの愛しい人に会いたい。
父がいなくなったあの日から
母はずっと思っているのだろう。

せめて今日は

世界中のそんな思いの人たちのために

夜の空は星でいっぱいになってほしい。

 

そう願いながら

私は主人とお出かけしてきます。

 #七夕2019