15年前の12月、小さなかごに入って沖縄からやってきた
我が家の大切な娘、ミニチュアピンシャーのクッキー。
 
昨夜19時に天国へ旅立ちました。
 
同い年のわんこちゃんたちが、数年前からどんどんと先立つのを見送りながら、
最後に残ったクッキー。
 
2年前から全盲となり大好きなかけっこもできなくなりましたが、
それでもしっかりと「私は大丈夫!」と、毎日の散歩を続けてきました。
 
息を引き取る10分ほど前に、細くなってもう歩けない足ですくっと立ち上がり、
まるで「ママ、サッカーしよう!」と言わんばかりに少し床を走り、
ぱたんと倒れたクッキー。
電話の先の子供たちに声をかけてもらい、
いつものおやすみの時と同じように私が子守唄を歌い、
最期のお別れをしました。
 
6歳の時からまるで兄妹のように一緒に大きくなった息子は、
今朝急いで名古屋から帰宅して、
崩れ落ちるようにクッキーの亡骸にすがりついて泣いていました。
 
我が家の子供になって幸せだっただろうか。
もう一度、思いっきり走りたかっただろうに。
もっとおいしいものを食べさせてやればよかった。
あちらの世界は寒くはないだろうか。
 
いろいろな思いが、頭の中を思巡り、
まだ彼女がこの世からいなくなったことを信じることができません。

 
楽しかった映像が走馬灯のように流れます。
スキーに一緒に行ったよね。
船に乗ってお正月に河豚も食べに行ったね!
桜の季節、花びらを追って桜並木を走り抜けるのが好きだったよね。
モフモフの緑の草が大好きで、転げまわって遊んでた。
 
お姉ちゃんと、お庭の小さなクランベリーを摘んで食べるのが好きだった。
一度聞いてみたかったんだ、酸っぱくなかったの?
未設定
 
 
クッキーは、私のアロマスクール「Selene」看板犬でもありました。
生徒の皆さんが争うようにクッキーを抱いて、
可愛がりながら授業を受けてくださいました。

彼女も愛されていることをよく知っていて
皆さんにいつも甘えて、
まるで生徒の皆さんは自分の家族のように思っていたに違いありません。
そして、ペットアロマの授業では
いつもお利口にモデルを務めてくれました。

私が彼女を支えて世話をし、大きく成長させたと思っていましたが
いなくなってしまってから
私が彼女に支えてもらっていたことに気づかされました。
小さな身体のクッキーでしたが
彼女の存在は何物にも代えがたい
とてもとても大きなものとなっていたのですね。

まだ亡骸は、クッキーが好きだったお外が見える窓際にいますが
それも今夜限り。
明日の朝には、クッキーの好きだった海の見える霊園で荼毘に付す予定です。
 
クッキー 
こちらの世界ではもう会えないけど、
もう少ししたらママもそちらに行く時が来ると思うんだ。
その時は、いつものように
「ママ~~~!!」って、向こうの方から思いっきり走って迎えに来るんだよ。
忘れちゃだめだよ。

楽しい15年をママや家族にプレゼントしてくれて
ありがとう。
クッキーが私たちの家族になってくれて
本当に嬉しかったよ。
ありがとう
ありがとう
ありがとう

愛してるよ 
ずっとずっと・・・・