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Tomoのブログ

ゆらぎ世代の女性の悩み、日々を楽しく乗り切るお気に入りのもの、好きなことを気ままに綴ります。

義母が新聞広告を見て、「ちょっと良い宿 高級グルメ旅プレゼント」に応募して当選したとの事。私と夫の結婚記念日のお祝いも兼ねてプレゼントしてくれるとの事で3人で行って来ました。

場所は、車で一時間半ほどの三重県浜島の「花の館 椿」
ここは「湯元館・ニュー浜島」の別館で、温泉と豪華ディナー付きのプランが一人につき一万円お安く泊まれる企画。最初は旅館の宣伝企画と思ってそんなに気乗りしなかったのですが、ディナーメニューや旅館の公式サイトを見て次第に乗り気になりとても楽しみにしていました。行ってみたら予想をはるかに上回るおもてなしと広いお部屋、部屋からの絶景、美人の湯、贅沢なディナーに大満足。県内なので交通費も高速料金とガソリン代だけだし、行きも帰りも近辺の観光を交えてかなり充実した旅行になりました。

「横山展望台」

まずは新しい遊歩道ができて観光名所になっている「横山展望台」へ。義母が足が悪いので、車椅子用の板作りのスロープで一番手前の「横山展望台」と「横山天空カフェテラス」へ。木々の梢に近い場所にスロープが作られているので、樹上散歩の様な感覚。鶯や他の鳥の声がよく聞こえ、木々の花や実がすぐ手に触れる場所にあるのが不思議でした。陽射しは暑いくらいですが、吹き渡る風がとても気持ち良くてもっと散策したかったです。菖蒲園も行ってみたかったのですが、足の悪い義母のことを考えてまたの機会に。横山展望台だけでも充分英虞湾の景色と自然を満喫し、幸せな気分になりました。
「志摩地中海村」

次は「志摩地中海村」へ。ここは英虞湾に囲まれたリゾートホテルですが、入村料500円で日帰りでも中に入る事ができます。中に入るといきなり白い壁やレンガに異国情緒満載。見渡す英虞湾や遠くに見える賢島もまるで外国の海に見えて来ます(笑)
レストラン、カフェ、ショップ、エステ、クルージング、工房の体験などが出来るので、カップルや子供連れの日帰りもOK。中で入村料の500円券を使って買い物や飲食できるのも嬉しいです。
それほど広くは無いのにアンダルシアゾーン、サルジニアゾーン、カスティーリャゾーン、ミコノカルゾーンに分かれていて迷って、宿泊客専用エリアに入ってしまい焦りました。全体がフォトジェニック!海外旅行気分に浸れるので、若い人に非常に高評価なのも納得です。
青と白で統一された可愛いカフェ「アミーゴ」で飲んだ「地中海ブルーソーダ」

「湯元館 ニュー浜島別館
          花の館 椿」

さて、地中海村でちょっと疲れたので早めに切り上げて目的地の浜島へ。
旅館に着くと年季の入った中居さんたちがキビキビとお迎えに出て下さって、とても感じの良いおもてなしを感じます。
そしてチェックインの手続きを待っていると…ご年配の中居さんがロビー横の素敵な和風喫茶コーナーでウエルカムドリンクが出ることを伝えて下さり、なんと「ビール」が出るとか!お茶やジュースじゃなくて「グラスビールか伊勢茶」の二択!早速奥のソファー席に荷物を置いて夫と義母を待っていると、中居さんが「グッドチョイスでございます!」と親指を立ててくれました。お若い(笑)私と夫がビール、義母がお茶を頼み、運ばれて来たら赤い塗りのお椀に入ったアカニシ貝の煮付けが付いて来て、これがとても美味しかったです。
お部屋は最上階。広くて大窓から海が見え…素晴らしい!本館ロビーから別館までの行き方が少しややこしかったものの、廊下や要所要所のしつらいがとてもシンプルなのに素敵。椿の館なのでほとんどの花卉に椿の葉をあしらってあるのですが、季節が違うので葉は椿で花は様々なのがちょっと笑えました。
お部屋でくつろいだ後は温泉へ。そして期待の夕食へと続きます。

『天才はあきらめた』山里亮太
10日前、テレビではなくネットニュースでお笑い芸人の山里亮太さんと女優の蒼井優さんの結婚を知って、常日頃芸能ニュースにほぼ関心が無い私でさえ腰を抜かすほど驚いた。そして結婚会見の模様をYouTubeで見て、気づいたらこれを読んでいた…(笑)
2006年に刊行された『天才になりたい』を大幅加筆修正したのが本書。
読んで思ったのは、山ちゃんはとにかく物凄い努力の人ということ。相当な人見知りで、緊張しやすく、根は超真面目な人と言うことた。そして…そんな山ちゃんを小学生の頃から劣等感をプラスに変える言葉で包んだお母さんが凄いと思った。
ご本人も書いている様に元々面白いキャラクターでは無いと思われる著者が、だからこそ(天才ではないと深く自覚した)異常とも言えるほどネタ作りの努力をし、相方を追い込んで潰してしまい、売れている先輩、同期、後輩に嫉妬しまくり、マイペースなしずちゃんばかりが目立って各方面で売れていくことに嫉妬の鬼と化した様子が赤裸々に書かれている。
読みながら、大学時代に心理学の教授が「努力すれば誰でも願いが実現するわけではないんです。「努力すること」も才能なんですよ」と言われた事を思い出していた。そう、山ちゃんは「努力」の天才なのだと思う。
そして真っ黒ドロドロの怒りや嫉妬心を自分が頑張るためのガソリンに変え、後ろ向きでマイナス思考、自滅して行く自分の流れを寸止めさせるための「褒められ貯金」やメンタル浮上の仕掛けは、自己啓発本並みに凄い。ストイックな受験生を見ているよう。自己啓発を広める事を仕事にしている人の啓発本よりも人によっては心に響くかも?
ちなみに、読み物としてはオードリーの若林さんの解説の方が本当に面白い(笑)


土曜日。朝から散々降ったり止んだりのお天気。風はあまり強くないが、台風の前のようなお天気。当然家の中にこもって半分寝て居た。週末から出張で仕事が詰まっている夫は、映画の「海獣の子供」を観に行く時間が取れないことと、内容が難解であるとの映画評を目にして悩んでいた。

先日この映画を観て絶賛していた従姉妹のレビューを私が読み上げたところ、意を決した夫は映画のために無理矢理時間を作ることにしたらしく、気圧のせいで耳鳴りとめまい、立っていられないだるさに寝ていた私に「何分あったらしたくできる?」と聞いた。
車に乗せて貰って、行って座っているだけだから、お洒落する必要も無い。「15分」と答えて梅雨冷えの身体に何枚も重ね着して大急ぎで出かける。

ネットでチケットを取ったけれど、突然決めたから、間に合わないかも?と焦るも混んだ道路を上手くすり抜けてシアターに直行。予告編や館内での注意でかなり時間が取られるからそんなに心配していなかったが、案の定他の映画の予告を3つくらい見て、余裕で開演を待つ。ドリンクは無し。喉が乾くのでガムだけ口に入れる。

今日観に来たのは「海獣の子供」
夫も予告を見たた時から行こうと思っていたらしいが、難解だと言う意見と仕事の詰まり具合で悩んでいた作品。夫に、アート系の仕事を東京でしている私の従姉妹のfacebookでの絶賛レビューを朗読(笑)した所、決意を固めて鑑賞決行となった。

ストーリーやテーマはともかく、映像の美しさに圧倒され、海に自分が飲み込まれ、水の中に入って美しい海中を泳ぐような感覚に。
そして命循環が地球だけではなく宇宙にまで及び、星々の記憶のカケラが次の命に引き継がれて行く様子に息を飲んだ。人間は大宇宙の中の一つの生物の種に過ぎず、どんなに研究が進んでも、私たちに見えているものは自然の、宇宙のごく一部であり、それはほぼ見えていないも同じこと。生き物は同じ物質からできていて、そこに個体差はあっても究極は同じものだと感じる。そこにあるのは光…個体としては終わりを迎える「命」で、その光は見つけて欲しいと言う切ないシグナルなのだと思うと、人間の傲慢さで他の生物や環境のあれこれを利用したりコントロールしようとする愚かしさを感じた。
海の祭りのシーンで、自分がこれまで読んできた宮沢賢治の作品、堀文子の絵画、ジブリや手塚治虫のアニメなどが幾たびも心の奥から浮かび上がるのを感じた。

五十嵐さんのコミックは『魔女』と『リトル・フォレスト』しか読んでいないが、独特のタッチの絵がどうアニメ映画になるのだろうと思ったが、これが物凄く良かった。

とにかくテーマ性よりもビジュアル重視と言われている五十嵐さんの原作から、よりビジュアルで言葉にならないものを感じさせる圧倒的映像美に浸ったと思う。これは映画館のスクリーンで見る観て正解。素晴らしい。