ミュスカデという品種のワインです。ヒルデガルトの時代に、ヒルデガルトが住んでいたフンスリュック地方で主に作られていたのが、ホイニッシュ系の白ワイン。その特徴は、とても軽く、酸が強くて素朴。ミュスカデは、その特徴に最も近い現代のワインと言われているそうです。
ヒルデガルトの著書「病因と治療」のワインについての項を読んでいる時に、「ホイニッシュワイン」という言葉を目にしました。それからホイニッシュワインってどんなワイン?と気になって色々と調べてみました。ホイニッシュワインとは、葡萄の古代品種Gouais Blancから作られる白ワイン。12世紀のドイツで最も広く栽培されていたそうです。この古代品種Gouais blanは現代ではほぼ絶滅しているそうですが、子孫品種があり、ミュスカデもその中の一つです。
ヒルデガルトは「病因と治療」で、「フンスリュック地方(ドイツのモーゼル川、ライン川、ナーエ川に囲まれた地域)のワインは、体液を過度に刺激するような強い性質を持たない…」と述べています。どんなお味のワインなのか、とても楽しみです。