ガットフォセとラベンダー | “香漂草々” アロマセラピスト&翻訳家 飯嶋慶子のマイペースに全力投球     

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近代アロマテラピーにおいて最も重要な人物と言えば、それはフランスの化学者ルネ・モーリス・ガットフォセでしょう。彼こそが「アロマテラピー」という言葉を創り、現在のアロマテラピーの礎を築いた人物なのですから。

これまで、ガットフォセは化学実験中の事故で火傷を負い、その治療の過程でラベンダーオイルを使用し、その効能に関心をもったことがきっかけで精油の研究を始め、やがてその研究の成果を論文で発表し、「aromatherapie」というタイトルの本を出版したと、これまで耳にタコができるほど(私は)聞かされました。

でもこの話、実は全てが真実というわけではないのですビックリマーク

確かに彼は、化学実験中に火傷を負いました。そして火傷の部位に「ラベンダーのエッセンス」(と本では述べています。)を使用したようです。ただ彼はこの火傷を負う前からすでに精油の効能には関心を持っていたようです。あのロバート・ティスランド氏も、ガットフォセは火傷の事故がきっかけではラベンダーオイルに関心を持ち、精油の効能について研究を始めたわけではなく、その前から精油には関心を持っていたと述べています。

この事故で彼が負った火傷は、手に水ぶくれができたという程度のものではなく、はるかに重症であったようです。

私は数年前に「aromatherapie」の英語版を手に入れて読んだのですが、そこにはこの化学実験中の事故で火傷を負ったことについて数行ですが次のように触れていました。

実験中の爆発で火にまみれてしまい、その火を消すために芝地の上を転げ回ったことから、すぐさま両手にガス壊疽が生じる兆しが現れた。しかしその部分をラベンダーのエッセンスで1度洗い流しただけで患部組織からのガスの発生が止まり、その後におびただしい発汗が起こり、翌日から治癒が始まった。

ガス壊疽とは、土壌中に存在するガス壊疽菌と呼ばれる細菌が傷口などから侵入して生ずる壊疽のことで、患部から悪臭のガスを発生し、ひどく腫れて、溶血や黄疸などの全身症状が伴うそうです。

おそらくガットフォセは、服に燃え移った火を消すために、芝地を転げ回った際に火傷を負った傷口からガス壊疽菌が体内に侵入してしまったのでしょう。と私は推測します。


それよりも、ガス壊疽の進行がラベンダーのエッセンスで止まったということは、ラベンダーの殺菌作用はかなりのもの、ラベンダーってすごいビックリマークって思いました!!

私は益々ラベンダーに魅せられてしまいました。

彼の火傷は結構重症だったようで、治療のために入院したそうです。ラベンダーオイルを使って治したという程度のものではなかったようです。数年前に、確かガットフォセの曾孫(だったと思います)の方が日本に来日し東京でセミナーを開いたのですが、それに参加した知り合いのセラピストがそんな話をしていました。

ガットフォセの火傷についての逸話は、結局のところラベンダー(エッセンスにしろオイルにしろ)の効能のすごさを物語っていることは間違いないようです。


香漂草々クローバー

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