今日は、珍しい写真をお見せします。
この写真は、昨年の夏にドイツのヒルデガルトフォーラムのハーブを訪れたときに撮ったものです。このクラリセージの花で蜜を吸っている黒いハチは、クラリセージの花にだけ止まるハチだそうで、丁度私たちがクラリセージの近くにいるときにどこからかやって来て花の周囲を飛び回っていたので、シャッターチャンスを逃すまいと
を構えて花に止まるのを待っていました。
我ながらうまく撮れているなあと思うのですが。![]()
このハチ以外と大きくて、近くを飛んでいると刺されるのではないかとチョット怖いのですが、何もちょっかいを出さなければ大丈夫なようです。
ハチがクラリセージの花![]()
に止まると、花のおしべの先端が丁度ハチの背中に付くあたりに突き出ており、ハチが蜜を吸おうとモゾモゾと動くと背中に花粉が付くのが写真からわかると思います。蜜をもらう見返りに背中に花粉を付けたというか付けられたハチは、別のクラリセージに花粉を運ぶことになり、知ってか知らずか受粉を助けているのです。
クラリセージとハチの見事なギブ・アンド・テイクの関係ですね。
香漂草々![]()
