子宮内膜症の手術のため入院している時に、何度かK先生に「子宮内膜症に良い精油は何なのはてなマーク」と尋ねられたのですが、私は答えることができませんでした。


それまで女性の生殖器系のトラブルには、お決まりのようにゼラニウムやクラリセージなどが良いと教えられてはいましたが、はたしてこれらのオイルが子宮内膜症にも良いのかは分かりませんでした。というか、どのアロマの本を見ても子宮内膜症について触れているものはありませんでした。


結局のところ、子宮内膜症の症状緩和に精油を使うということについて研究している人がいなかったということなのかもしれません。少なくともバレリー・アン・ワーウッドさん以外は。


彼女は言わずと知れた英国の著名な“クリニカルアロマセラピスト”(自らをそう称しています。たぶんそれだけ自分の活動にプライドがあるのでしょう。)で、私が訳した「子宮内膜症‐症状緩和のためのナチュラルセルフトリートメント」の著者です。彼女はこの本を出版するずいぶん前から子宮内膜症のクライアントへのアロマトリートメントを行い、精油の有用性に気がついていたようで、リサーチなどを行っていたようです。それについては彼女の本著書「フレグラントファーマシー」で触れているそうですが、残念ながらこの本は日本では出版されていません。


さて「子宮内膜症」の本を訳している時、このK先生の「子宮内膜症に良い精油は何はてなマーク」への答えを見つけることができました。


バレリー・アン・ワーウッドさんは、子宮内膜症に特に有用な精油は、抗炎症作用のある精油、鎮痙作用のある精油、子宮内膜症に伴うむくみがあるなら利尿作用そしてリンパの流れを良くする精油などを挙げています。具体的に精油の名前も挙げているのですがここではそこまで書けないので、興味のある方は本を読んでください。


また下腹部痛へのマッサージなど症状別のオイルブレンドなども挙げているのですが、どれも濃度が高いのに驚きながら訳していました。それもブレンドに、マッサージで使うというのを聞いたことのない精油(たとえばクローブやナツメグとか)が使われていました。私は、このまま載せていいのはてなマークと思ったのですが、ワーウッドさんからはブレンドの処方は絶対に変えてはいけないビックリマークと釘をさされました。得意げ

使用するオイル、その滴数、ブレンドの割合、濃度など全てに意味があるのだそうです。

これらのブレンドオイルは症状を緩和させることが目的の薬に限りなく近いものと言えるのかもしれません。


香漂草々クローバー




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