★お尻たたくのは逆効果 問題行動のリスク増える
イライラガミガミは卒業! 子育てとあらゆる対人関係が
アドラー流でもっと楽しくラクになる
ママのための学びサロン
「Salon de lupinus(ルピナス)」の内藤純子です☆
子どもたちの夏休み真っ只中のわが家です!^^
朝ごはんが終わったと思ったら
あっという間に「昼ごはん、何?」みたいな会話になり。
そのあとまたすぐに、「今夜の晩御飯は、何にしよう?」と、基本、ごはんばかり考える日々に、かなりストレスたまりがちな日々ですが(;^_^
給食って、ホントにありがたいですねー。
世のお母様方、がんばりましょう!
さて、先日、こんな発表があったのは、ご存知ですか?
お尻たたくのは逆効果 問題行動のリスク増える
先日、部活で体罰があることについて
「強豪校は仕方いないよねー」とか
「ま、あるでしょう。昔は当たり前にありましたもんね~。」
などという話題が出た場にいたのですが。。。
人ぞれぞれの考え方はあると思いますが
私は、部活での体罰などもそうですけど
「暴力」で教育する、ということには反対です。
その理由は、ここではすべてお話しつくせないですが💦
体罰は、相手を支配したい、思い通りにしてほしいと思った時には「暴力」という手段を使えばいい、ということを子どもに教えていることにもなります。
それだけじゃなく、心の傷になったり、相手へ信頼感が持てなくなったり、自己肯定感が下がったり。。。
「逃げられない環境で暴力で支配されながら、心と体の成長過程を過ごすことに、どれほどのデメリットがあるか?」を考えただけでも、弊害の方しかないと思うからです。
特に、部活に関して言えば、厳しさは必要だと思いますが、暴力はいらないと思います。部活も「教育の一環」ですからねー。(なんか熱くなってきた💦)
話を戻して、その発表の内容をご紹介しますね。^^
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「悪いことをした時に、お尻をたたく幼児への体罰は、約束を守れないなどの問題行動につながり、しつけとして逆効果」
そんな研究結果が、藤原武男・東京医科歯科大教授やイチロー・イチカワ米ハーバード大教授らの研究チームが発表しました。
その結果、3歳半の時に保護者から体罰を受けていた子どもは、全く受けていなかた子どもに比べ、5歳半の時に「落ち着いて話を聞けない」という行動のリスクが約1,6倍、「約束を守れない」という行動のリリスクが約1.5倍になるなど、問題行動のリスクが高いこと、そして、体罰が頻繁に行われるほど、リスクは高くなっていたことがわかりました。
スウェーデンなど、約50か国では、家庭での子どもへの体罰は、法的に禁止されています。
藤原教授は、「お尻を叩くことは、日本では社会的に許容されている部分があるが、今回の結果からは、問題行動につながる行為だと言える。大人が一時的にな感情を子どもにぶつけているだけで、しつけにはなっていない。」と話している。
というような記事でした。(日経新聞より)
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ちなみに、私が開催しているアドラー流勇気づけ講座では、「感情は、ぶつけるのではなく、伝えるもの」とお伝えしています。
(ぶつけてる状態は、うまく伝わらないばかりか、勇気をくじくので悪循環に陥ってしまうんです。詳しく知りたい方は、ぜひ講座の方へ♪)
イライラしちゃうこともあるし、叩きたくなるくらいの気持ちになることが子育てにはあります。
中3、小6の二人の男の子の子育てをしてきている母ですもの。
そんな気持ちも、本当に痛いほどわかります。
でも、だからこそ、上記のような内容を
お母さんが知っておくことも必要だと思ってご紹介しました。
「しつけ≠感情をぶつける、怒鳴って叱ること」
「体罰で教える」
それ以外の方法や考え方があるっていうことを
ママは知ることが本当に大切だなと、改めて感じた記事でした。
そう、それ以外の選択がありますからね!
その方法である「勇気づけの子育て」も、
もっとたくさんのママへお届けできるように。
そして、方法を学ぶだけじゃなく、
ママが孤独にならずに、さまざまな視点を広げながら
自分で答えを見つけていける、継続して学びの場作りもしていけるように、さらに頑張らねば~!という思いを新たにしました。
(ELMに続く、継続して学びを深めていく新講座もいよいよスタートも予定しています♪)
尾木ママも、この内容について記事にされていました。
「叩かなければもっともっと素敵な人に」
どんな関わりをするかは、親自身が、
自分で決めて、選んでいくことができます。
ママも、子どもも幸せになれる方を
ぜひ意思をもって、選んでいきたいですね♡
尾木ママの発信している教育への考え方は、まさにアドラーの考え方で、いつも共感しながら読ませていただいてます。