A子「離婚したいの・・」溜息とともに出た言葉
*A子42歳・・・子ども二人

私「な・なんで・・!?」

A子「だって・・・」

どうやら~また旦那の浮気疑惑なのです。
またというのは、以前も旦那さんの愚痴を聞いたことがあるので

ここで、注意事項(このお話はフィクションです)
友人の夫婦喧嘩の話を聞くとき
友人の話につられて、旦那さんの悪口は厳禁です。
ただひたすら、そうなんだねと否定もせず肯定もせず聞いてあげます。

犬も喰わない夫婦喧嘩

元のさやに収まった時
アナタが言ったその旦那さまの悪口だけが、際立って記憶に残らないように。

 

A子「でも頑張るしかないよね」
とコーヒーをすすり、ひとり納得して帰っていくのでした。

A子のおうちを・・・
いえ、A子のこころを覗いてみましょう。
友人に愚痴を聞いてもらって、少し元気になったA子。
と思いきや、また過去のつらい事件(夫の浮気)を心の中で反芻して自己憐憫に浸っています。
いつもの、心の癖で・・
「私さえ、我慢すれば、丸く収まる。だって、離婚して、子どもたちに寂しい思いをさせたくないし実家には、帰れない」

(冷たいA子の母の存在)


こんなふうに、自分に我慢させるのは、こどものころからの癖です。
A子は子どもの頃から誰の機嫌も損ねないように家族のわがままや理不尽な行動を我慢してきました。



けれど、さすがに、この生き方はおかしいと気付き始めました。
A子の周りは丸く収まるのですがA子の気持ちがおさまりません。
発作的に叫びたくなる衝動にかられます。
自分がダメになる・・・
そう思って、思い切って心理セラピストに相談したのです。

A子は、自分の気持ちを感じることを自分自身に禁じている・・・とセラピストに言われたのでした

セラピスト「感情をいつも押さえつけているので爆発するのです。他人がどう感じているかを探るのではなく自分自身は、どう感じているのか?をいつも自分自身に聞いてください」と。


A子「それをすることで、このつらい状況が変わるのですか??何の関連もないように思うのですが・・」


セラピスト「心の中の気持ちは瞬時に波動となって周りに波及します。ウソをついているとき、その後ろめたさの緊張感が相手に伝わり相手も緊張してしまいます。その逆で、自分がありのままでいるとき相手もありのままでいられます。自分自身にウソをついて、取りつくろうことと正直な気持ちを表現しているときの違いを試してください」


そうなのかな~と半信半疑でしたが
A子は自分自身の気持ちに敏感になろうと決意しました



・・・・そうして、家に戻ると
いつもの夕食の準備の時間を過ぎています。
こんなときは、あわてて夕食の支度をするのですがA子は、家族の気持ちを探って、早く料理を作らなくてはと考えるのはやめて、自分はどうしたいのか?と自分自身に聞いてみました。
すると、とても疲れているので、夕飯はピザの宅配にして、夫には夕食が用意できなかったことを電話で伝えて外で食べて来てほしいと言いたかったのです。
そして、そのとおりにしました。
子どもたちはピザの提案に喜び、夫は快諾したのでした。
あれれ~自分の気持ちを正直に伝えることのほうが、なんだかうまくいく。

もし、疲れた体で、料理を作っても
(自分のストレスは増すばかり)
さらに精神的に落ち込み、家族に優しくできそうもありません。
少しだけ、セラピストの言うことが解った気がしたA子さんでした。


もし、あなたがこういうタイプだったなら、
自分の気持ちを正直に話すことを試してみてください。


さらに、つづきます・・・

この物語はフィクションですが
このまま

A子さんの思考回路(信念)にあるものを探ってみましょう。
子どもの頃に作られた信念があるようです。
A子の両親は父親の浮気が原因でケンカが絶えませんでした。
また、母親の姉妹が父親のことをなじって母親をなぐさめていたりしたことも鮮明に覚えています。

伯母たちが「男なんて所詮そんなものよ・・・」という言葉がA子の耳から離れませんでした。
同じように母の姉妹も結婚生活で苦労していました。
そんなエネルギーにさらされていたのです。

「結婚は苦労するもの」

「男は浮気するもの」

こんな思い込みがA子の思考回路に刷り込まれていきます。
みなさんも子供の頃に刷り込まれた思い込みが、あるはず。
さて、私たちの信念は、まるでパソコンのソフトと似ています。
普段は、ソフトとして思考回路のなかに保存されているだけです。


ところが、その思い込みのソフトを起動させるきっかけがあります。
それは、そのソフトがダウンロードされた時と似た状況に立場が置かれる時です。
この自動的に起動するソフトのせいで、同じ感情を感じ、同じ行動を取ってしまいます。

つまり、人生で似たような状況で似たような結果を招くのです。

例えば、このA子の場合「結婚は苦労するもの」「男は浮気するもの」「男なんて所詮そんなものよ・・・」こんな思い込みがあれば、我慢するしかないということになります。

このような苦しみ悩むようなパターンが繰り返されるなら
それは、不必要な思い込みを癒すチャンスでもあるのです。


傷ついたインナーチャイルドの講座でこの心理状態が良くわかります。

 

🌟傷ついたインナーチャイルドを癒す入門講座

 
 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

管理栄養士監修の手作り宅配健康食『ウェルネスダイニング』