こんにちは。
札幌 犬と人のセラピスト 橋本理恵です。
少しずつ
書き進めてきましたが
ついに最終章となりました。
「シニア犬との暮らしで
知っておきたい5つのこと」
5 命と向き合う覚悟をもつ
切ないけれど
必ずやってくること。
シニアまで
一緒に過ごせたことは
まずひとつ幸せだったんですよね。
① 飼い主の揺れ動くこころ
愛犬がシニアになって
身体に変化が見られだすと
これまでこころの奥に押しやって
考えないでいたことが
こころの中で大きくなってくる。
それは
命は
有限であるということ
ハイシニアになると
犬の状態は、
さらに日々変化していきます。
頭ではわかっていたことだけど…
その変化は
びっくりするし、信じたくないし、こころが追いつかない。
永遠に
今の毎日が続くような気がしていたけど
そうではないという現実に
飼い主のこころはざわつき、揺れ動いていきます。
お別れのときの
恐怖・切なさ・悲しさ・辛さ…が予想できる
「未来」に
こころが引っ張られていきます。
でもね。
今、愛犬はどうしていますか?!
おそらく、犬は
「今を懸命に生きている」ことでしょう。
だから
私たちも
未来に思考を馳せるのではなく
今に自分をおいておこう。
今目の前にいる
愛犬をしっかりみて
こころを通わせ
できることをしていこう。
そして
ホームケアでできることがあるのは
愛犬にとっていいことだけでなく
飼い主のこころも安心していくことでした。
さらに
自分のマインドも変えていこう。
「命を見届けられるのは、逆に考えると幸せなこと」と。
「肝っ玉母ちゃんのようにどっしりと。愛犬が安心できる私でいよう」と。
だけど
私たちは
そんなに強くないから
そのときそのときで
こころの中は揺れ動いていてもいいと許可しておこう。
でも、揺れ動きながらも、腹を決めていく。
そして
今感じ合える
お互いの温もりを味わおう。
今目の前にいる
愛犬との時間を
大切にしていこう。
一分一秒、最後のその瞬間まで、今を共に感じよう。
そんな想いで
私も過ごしていたのを今でも覚えています。