今日の新聞記事で目に飛び込んできた記事
「がんばれ」はまだ早い
映画監督で作家である方が
被災地を取材した際の思いを寄稿していた記事
「がんばれ や 負けるな はもう少しあとだ。今は黙って寄り添いたい」
確かに、「がんばれ」は心からの応援であるし
「がんばってほしい」という願いのひとつでもあると思う。
きっと、日本全国みんな心から真剣にそう思っているに違いないと思う。
でも・・
時に「がんばれ」は、相手を傷つけてしまう言葉に変化してしまうときもある。
特に、今、現在、精一杯
頑張っている人に対しての「がんばれ」と言う言葉は、
励ましではなく
プレッシャーになってしまう。
これ以上、どう頑張ればいいの?と。
ナース時代、私は「がんばれ」と患者さんには言わないように
心がけてきた。
それは、「がんばれ」という言葉の
陽と陰の 意味を知っていたから。
心が押しつぶされそうな時、
欲しい言葉は
確かに「がんばれ」ではない。
当たり前に使ってしまう言葉だからこそ
安易に使ってはいけない言葉や状況がある。
心から相手を励ますつもりであったとしても
自分から発する言葉かけには
注意しないといけないな・・と改めて心に留めました。