アロマテラピーって、日本語に訳すると 『芳香療法』ですね
簡単に言うと、「香りを使った療法」
植物の香りを使って、心身の健康維持や不調の回復に役立てる・・自然療法ですね
アロマテラピーとセラピーって何が違うのですか?って時々尋ねられますが・・・
アロマテラピー・・フランス語
アロマセラピー・・英語
なんです。だから、テラピーもセラピーも同じ。
精油が、心身に作用する経路は、大きく分けると 2つ![]()
①感覚器から(嗅覚)脳へ伝わる経路
②皮膚や粘膜を介して血管に入り、血液循環によって全身に伝わる経路
①は、香りが脳へ及ぼす関係
②は、吸入やマッサージなどで身体に取り込まれていく過程
で精油が心身に作用して、バランスを整えているのです。
しかし、精油が心身にどのように作用しているのか、まだまだ解明されていない部分が
多いのが現状です。
私は、「嗅覚」にとても興味があります
嗅覚って人間の5感の中の1つですね
ちなみに、5感とは・・
~視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚~です。
五感の中で、【嗅覚】だけが、神経伝達経路が違います。
唯一直接、ダイレクトに脳の司令塔にアクセス出来るということです。
嗅覚は、【原始的な感覚】と言われています。
つまり、理性的な感覚ではなく、本能的感覚にアクセスしているという事です。
(理屈ではなく、感覚でキャッチしている)
この感覚は、人間よりも動物に優れている感覚です。
私たち人間より、犬のほうが40倍以上も嗅覚は敏感らしいです
私たち人類も、進化における初期時代は、嗅覚を頼りに食べ物を探し獲物を狩る生活でした。
しかし、人間は言葉を獲得し、原始的感覚は衰退していきました。
でも生まれたばかりの赤ちゃんは、言語的コミュニケーションはとれません。
新生児は生まれてすぐに、母乳のニオイをキャッチすることで
自分の母親の匂いを感じるようになると言われています。
新生児であっても、自分の母親と別の母親の母乳を浸したガーゼを嗅ぐと、
違いがわかるらしく、自分の母親のガーゼの方に顔を向けます
母親は子供の匂いを嗅ぐことで母乳の出が促進され、
子供は母乳の匂いを感じることで食欲を増進させます。
赤ちゃんは、話せない分、自分の原始的感覚をフル活動させてるんですね
そう考えると嗅覚って、すごい!と思うと同時に、おもしろい
と思いませんか?
普段、あまり、嗅覚について考えたりすることはないけど、
アロマに関わり、改めて、嗅覚のおもしろさに目覚めています。
なので、アロマテラピーを活用するときは、親子のつながりに密接に関与しているので、
生後3か月くらいまでは、アロマテラピーを行いすぎて、子供が母親の匂いが解らなくなるということのないように気をつけましょうね
