洋式トイレを知らない1970年代の子ども | アロマ&心理カウンセリング 心とからだのセルフケア @東京 調布

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SNSであたり前に知っていることを大学生まで知らなかった。
という投稿が流れてきた。


AEAJ認定教室 調布アロマシオン主宰、アロマテラピー研究室でも活動し、
セラピストのためのホームページ制作も承ってます島田さつきです。

 

    

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常識というものが、常識ではなく

当たり前と思っていることが、決してあたりまえではない。

これは 大人になって、実感を伴って知ることだ

 

小学生だった頃の1970年代

学校の友人と一緒に下校し、学校に近い私の家にランドセルを置いてから、さらに遠い友人の家に遊びに行くということを続けていた時期があった。

 

ある日、私の家に着いた時、友人がトイレを貸してくれというので貸した。

その日からなぜか、家に着くたびトイレを貸すことが続いた。

 

ある時、母がトイレで大声をあげた。

「なにこれ!?」「誰がやったの?」

私は何のことかわからずトイレにいた母の所へ行った。

すると、洋式トイレの便座の後ろ、背中側の壁がビチョビチョに濡れていた。

 

その時は、何がなんだかわからなかったのだが…

 

それ以降、友人がトイレを借りることはなかった。

後からわかったのだが、恐らくそれは友人のしわざであっただろうと。

 

彼女の家のトイレは和式で、当時の学校のトイレも和式しかなかった。

我が家は、東京の集合住宅の団地だったため、当時としては最先端の設備であった。

水栓式の洋式トイレで、各戸にお風呂もあった。

もちろん当時はユニットバス仕様は無かったので、バストイレ別で洗面台もあった。

 

今では和式のトイレを知らない人も増えていると思う。

和式トイレは、通常 入口から入ったら正面の壁にむかってしゃがむ。

金隠しと呼ばれるカバーがある方にむかってしゃがむのだ。

 

和式トイレしか知らない友人は、和式トイレ同様に壁に向かって、洋式トイレをまたいで座ったか、洋式トイレの便座に両足を乗せしゃがんで使ったのだろう。

 

今でこそ、公衆トイレに行くと、洋式トイレの使い方が示されているところがある。

複数の外国語の説明付きで。

 

海外のトイレ事情を細かく知っているわけではないが、現代では、国によってトイレが違うことくらい耳に入ってくる。だから旅行者が誤った使い方をするから、トイレの使用方法が書かれているのだと理解できる。

 

しかし、1970年代、子どもだった私にとって、同級生がトイレの使い方を知らないことは、天地がひっくり返るほどのカルチャーショックだった。

かといって、それを友人に問いただす勇気もなかったし、彼女を傷つけずにどう聞けばよいのかという知恵さえ持ち合わせていなかった。

 

結局は、本当のところはわからず仕舞いだった。

けれど、彼女は母ひとり子一人の家庭で、母は昼は社食で食堂のおばちゃんとして働き、夜はホステスのような水商売の仕事をしていた。

家は、共用の玄関で扉を開けるとすぐに階段で2階に昇る造り。
部屋は6畳一間に押入れがあるだけで、トイレも炊事場も共同だった。

もちろん風呂はなく銭湯へ行く。

 

このような環境で洋式トイレに出会うことはなかったのだろう。

また、彼女の母親はほぼ家にいないので、母親に洋式トイレの話しをする機会もなかったのかもしれない。姉弟でもいれば話は違ったのかもしれないが、「知らない」ことを共有する同じ立場の子どももいなかったのだと思う。

 

彼女が何度もトイレを借りたのは、使い方を模索するためだったのかもしれない。

 

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