2019年3月に「高山林太郎の遺言-アロマセラピストに遺したメッセージ」というセミナーを開催しました。
これは、高山先生の最後のブログ記事を取り上げたセミナーでした。
ブログ自体は、アップしないまま亡くなりました。
次の年、その時の動画を配信しました。
ちょうど3年前、その感想ブログをアップしました。
「オカルティズムが辿った道筋と同様に、植物療法の本質を逸脱し、社会的な誤解を生み、やがて間違った方向へ進むのではないかと、強く危惧されていたのだと理解しました。」
「ある種の思想(ニューエイジの流れを汲むスピリチュアリズムと想像します)を根幹としたビジネスと考えると、社会不安を抱える現代日本で支持されるのは、時代の流れなのかなあと思いました。この問題は、「内服や原液塗布は良くない」という次元にとどまらず、非常に危うい傾向だということが、先生の遺稿から伺えました。」
「こうした傾向(非科学的アプローチのスピリチュアルビジネス)が、本来のアロマテラピーの活動の障壁とならないよう、アロマテラピーを語る時に、科学的な合理性と客観的なデータを提示できるよう、ますますの学びが必要と強く感じました。」
今さらながら、この感想を再度、拝見して、また感動していました。
こんなにも読み取ってくれるとは…と。
私は、色んな発信をしますが、その都度、果たして誰かに伝わっているのだろうか?
と思いながら続けています。
アロマの授業も同じです。
私の教えていることは、果たして伝わっているのだろうか?
表面だけを理解して、その本質は素通りされていないだろうか…
もし、そうだとしたら、やはり私のやり方が間違っているんだなと。
そんなことを思いました。
残念ながら、ここ数年で脳の著しい衰えを感じています。
言葉がなかなか出てこない、昔の記憶が曖昧。
過去の自分の講座動画を見ると、すごいこと言ってるけど、その知識をどこでつけたっけ?って覚えてない。
やばいね…💦
どんどん怪しくなる頭と身体が、使い物にならなくなる前に、
たくさんのことを伝えなくちゃ…
そんなことを思う今日この頃です。
『誰も言わなかったアロマテラピーの本質』読み解きセミナー Vol.2参加者募集中
翻訳によって日本にアロマテラピー広めた髙山林太郎氏の最後の著書にして、たった10日で回収・発売禁止となった幻の書籍です。このセミナーは、2020年から始めましたが書籍まるごと取り上げるため、全7回を予定しております。
現在5回目までリリースしており、既に終わった回は、リクエスト2名以上で開催しています。
日時→2023年6月23日(金)
20:30~22:30(最大延長23:00まで)
webセミナー
このVol.2は、初回は2020年に開催され、リクエストのたびに開催しております。
書籍内のうち以下の部分について取り上げています。
第Ⅰ部 アロマテラピーが生まれるまで
第2章 アロマテラピーの誕生
ペニシリンもラベンダー油の医薬的利用も農民の知恵からはじまった
ルネ=モーリス・ガットフォセの逸話
ルネ=モーリス・ガットフォセの逸話の真相
アロマテラピーが誕生したときの時代背景
アロマテラピー発祥の地、フランスの現状
アロマテラピーとアロマセラピー
こんな英語は存在しません
マンガ首相とエステシャン
第3章 アロマテラピーとアール・ヌーボーとの結びつき
マルグリット・モーリーについて
アール・ヌーボ(新しい芸術)とバレエ・リュス
ルネ=モーリスとマルグリット
ルネ=モーリス・ガットフォセとジャン・バルネ博士
アロマテラピーという名を誕生させたガットフォセ。精油を用いた施術の先駆者モーリー女史。アロマテラピーを科学視点で捉え直したバルネ博士。
現代アロマテラピーを作り上げた3人をその背景の歴史とともに、著者独自の視点で語る章です。
いよいよ植物療法の中から「アロマテラピー」という位置づけをした人々の登場です。
アップデートされている方は知っている、ガットフォセの逸話の真相があります。
しかし、本書の話題にも実は謎が…
そのお話は、セミナーでしか取り上げません。
高山先生が翻訳したバルネ博士にまつわるお話もここからです。
そしてなぜかニジンスキーがでてきますよ~(知ってるかな?)
ここからがやっと著者だからこそ語る内容が始まります。
ご参加いただいた方の感想集はこちらから↓
詳細、お申込みは以下へどうぞ
【アロマテラピー研究室】ただいま受付中のセミナー
『黄帝内経』読解セミナーVol.2「天年」編第一部 リクエスト開催受付中
『誰も言わなかった アロマテラピーの本質』読解 webセミナー (Vol.1~5) リクエスト開催受付中
アロマテラピー研究室は、翻訳によって日本にアロマテラピー広めた故・髙山林太郎氏が創設。
髙山氏から後継人指名をされた林さんとともに、髙山氏の思いを引き継ぎ、髙山氏のアロマ遺産管理とアロマテラピー啓蒙活動をしております。