中医学は自然科学だ!! セミナー『黄帝内経』天年編その1 | アロマ&心理カウンセリング 心とからだのセルフケア @東京 調布

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中医学は自然科学だ~!

AEAJ認定教室 調布アロマシオンを主宰し、アロマテラピー研究室でも活動中の島田さつきです。

【アロマテラピー研究室】ただいま受付中のセミナー

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アロマテラピー研究室は、翻訳本によって日本にアロマテラピー広めた故・髙山林太郎氏が創設しました。髙山氏から後継人指名をされた林さんとともに、髙山氏の思いを引き継ぎ、髙山氏のアロマ遺産管理とアロマテラピー啓蒙活動をしております。


2/25と3/1は、アロマテラピー研究室 林さんプレゼンツの

『黄帝内経』シリーズセミナー 天年編第一部 その1でした。

 

そのセミナーをふり返ってみます。

今回は『黄帝内経』の天年編のセミナーです。
昨年開催していた『黄帝内経』の紹介のセミナーでは、
「黄帝内経って何だろう?」という、黄帝内経の背景を知っていただくとともに、
黄帝内経に書かれているものの概要についてのお話でした。


そして、2回に分けて行う今回の天年編第一部セミナーの1回目は、中医学の概念の基礎で、昨年のセミナーの復習ともいうべき内容です。


なぜに『黄帝内経』の本編に入る前に、そんなまどろっこしいことをしているのか?
『黄帝内経』の天年編だけの解説をしても、中医学の概念が全く分からなければ、「何言ってるか全然わからない…」で終わってしまうからです。
 

そして、『黄帝内経』を通して林さんがみなさんに解説したいのは、『黄帝内経』の中に書かれている一つひとつの内容説明ではなく、古代中国人が導き出した概念を、延々と伝え続け活かしてきたことの何たるかです。

どうしてそんなにも伝え続けられてきたのか?
それは「結果」が出ているからですよね。
インチキな手法や概念(思考)であったなら、とっくに廃れているのです。

ですから、一つのエピソードで知ってもらう意訳ではなく、その背景のこと、中医学の概念を持ちその目を通して『黄帝内経』を理解していくことを目指しているのです。
 

『黄帝内経』ってどんなことが書かれているのかな?
ということが知りたければ、本屋で売ってる『黄帝内経』の解説本を買って読めばいいのです。

 

 

(上記は、読んだことないのでオススメ本ということではありませんが、一例として)

 

といっても、現代中国人でさえ古代中国人の言葉や感覚など、わかっているわけではありません。
私たちが平安時代や江戸時代など、古い書物を読めないのと同じに、昔言葉で書かれた中国書物を理解することはとても難しい。
だから、わからなくて当然で、わからない人の方が多いかもしれません。
ただ、中国文化のベースには、やはり陰陽五行の思考の下地がありますから、中国人にとっては生活に根付いて当たり前のことも、日本人にとってはちんぷんかんぷんなことが多いです。
西洋人だったら、もっとわからないかもしれませんね。

ですから、セミナーでは、わからないことは聞いていくしかありません。
そもそも、「学ぶ」ことは、知らないからこそ学ぶわけですよね。
知ってたらお金払って学ぶ必要などありません。

なのでじゃんじゃん質問してください。
日本人は「聞くのは失礼で悪いこと」「説明を理解できないのは自分が悪い」とか、
「質問は説明がわかっていなくて恥ずべき事」みたいな雰囲気が蔓延しています。

それで「わからなかった…」となってしまうと、単なる時間の無駄遣いです。
時間は、その人の人生そのものですから、人生をムダに削ってほしくない
これは、私の一方的な願いですけれどね…

なので、私は林さんの原稿をチェックする時、本編と離れたところの疑問点を質問して質問して、
すごく深堀して林さんに嫌がられることがあります。
でも林さんは、優しいので、私の疑問に答えるべく、できる限り付き合ってくれますが、
最後には「先生(島田のこと)、それはセミナーで説明しますか?」と言われます(笑)

セミナーでそこまで細かく説明はしません。
だってその深堀りは、中国語と日本語の違いの話題になっちゃっているからです ニヤニヤ

さて、昨日のセミナーの中で、例として挙げられていた「炭鉱夫」のことを補足しておこうと思います。

2/25セミナーでは、ここで質問が出ましたが、3/1ではサラっと流してしまったので。

陰陽五行は、簡単に言うとイメージ論といっても良いかと思います。
それは、万物に当てはめて考えることができますが、特に生きるうえで大事なことに当てはめて考えます。
例えば、中国も日本も農耕民族なわけですが、植物を育てるにあたって、四季、天候、天体などの自然の摂理を理解しておくことは、最重要課題です。
食べ物が無くなれば、生きていけないですからね。

春夏秋冬もこの陰陽五行に関連付けて考えられます。
昨日の復習です。

春は芽吹きエネルギー(気)は「昇」で、陰の中の陽です。
夏は成長しエネルギーは「浮」で、陽の中の陽です。
秋は収束(葉が落ちるなど)・収斂しエネルギーは「降」で、陽の中の陰です。
冬は貯蔵する(隠す)エネルギーは「沈」で、陰の中の陰です。


陰陽はエネルギーの質の違いですが、必ず逆のものがあって、夏から突然に冬になるわけじゃありません。
陰から陽へ移る時、陽から陰へ移る時、
陽の陽(夏)→まだ陽だけど少し陰(秋)→陰の陰(冬)→まだ陰だけど少し陽(春)→…
といった具合に、少しずつエネルギーが移行していきます。
さらに、春夏秋冬それぞれの間には、どちらでもない中間の変わる途中の長夏(土用)が存在します。

炭鉱夫は、地下にある炭鉱で働く人々です。
夏場、外(地上)は、気温が高く暑い。けれど地下に潜ると涼しいです。
(炭鉱夫は夏なのに涼しいための衣服準備するようですね。)
この現象は、外にエネルギーを発散するので、内側(地下)はエネルギーが低い状況、先に述べた陰陽五行の例と類似します。

冬場、外(地上)は、気温が低く寒い。けれど地下は外に比べて温かいです。
(炭鉱夫は冬なのに暑いときの衣服準備せざる得ない。)
この現象は、夏場と逆ですが、外にエネルギーを撒かずに、内側にため込む状況で、これも陰陽五行の例と類似します。

炭鉱夫は、その仕事環境で、身をもってこのエネルギー現象を体感しているという例です。

つまり万物万事、類似した現象が起こるのです。
それが陰陽五行の基本概念で、その流れにそって、「じゃあどうすれば良いかな?」と考えていくと、自ずと答えに導かれるわけです。

次回の「天年編」の本編その1になりますが、これの中身も聞いたことが無い概念が出てきてすごく面白いです。
 

 島田の独自感想

春夏秋冬の例を想像してみると…

春には、昇り調子で、行き過ぎると変質者がいっぱいになります。

夏は、浮かれポンチ(死語だが…)で、ひと夏の火遊びとか…浮足立つ季節ではあります。

秋のセンチメンタルは、気分が下降していく様そのものです。

冬は、地面に沈み込んでじっと冬眠するほうが、生きものの摂理に適っています。

随分前に、人類も冬眠に適している動物だと主張する研究を見聞きしました。

これらの概念は、とても興味深いです。

 

中医学で考える一年の始まりは「秋」だそうです。
春が命の始まりと考えるのではありません。
中医学の概念の命の始まりは、種ができたところからだからです。
動物でいうと「受精」が命の始まりになっているという概念です。

コロナ禍、当初に、学校制度を秋始まりにしようという動きがありましたね。
西洋世界では、9月始まりですね。
とすると、9月始まりは、中国思想ということではないのでしょうね。
そう考えると、春始まりと秋始まりは、いったいどこで分かれたのでしょうね?

また、寝れなくなっちゃう…チーン

 

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