がんが回虫と同じ代謝を使うことを示唆 | アロマ&心理カウンセリング 心とからだのセルフケア @東京 調布

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虫下し薬が「がん」に効く?メタボローム解析でがんが回虫と同じ代謝を使うことを示唆(2009.05.20)

 

~国立がんセンター東病院とのスーパー特区(がん医薬品・医療機器早期臨床開発プロジェクト)の共同研究成果~
慶 應義塾大学先端生命科学研究所の平山明由研究員、曽我朋義教授らと国立がんセンター東病院(千葉県柏市)の江角浩安病院長らの研究グループは、メタボローム(*1)解析によりがん細胞が自身の増殖に必要なエネルギーを作り出す際に、回虫などの寄生虫が低酸素環境下で用いる特殊な代謝(*2)か、又はそれに 類似した代謝を用いる可能性があることを世界で初めて実証しました。

 

ということで、詳しくは上のリンクを見てほしいのだけれど、

このニュースが2009年ということは、そのずいぶん前から発見されている。

それで既に10年。

 

いつもいつも思うけれど、新発見のその後、いったいどこにその成果がでているのか、

さっぱりわからない。

なので忘れた頃にまた情報に出会うかもなので自分のための備忘録ブログ。

 

がんと正常組織の代謝物の違いを比較しました。その結果、低酸素の環境下でコハク酸を高濃度に蓄積するという回虫が示す現象ががんの組織でも起き ていることが明らかになりました。このコハク酸の蓄積は回虫が特殊な代謝を使ったときにのみ観察され、がんもこの代謝を用いていることを強く支持する結果 でした。また、酸素濃度の低い大腸がんの方が、胃がんよりもより多くのコハク酸を蓄積していることが判明しました。 虫下し薬でがん細胞が死滅すること、がん組織と回虫のエネルギーを生産する代謝のパターンが似通っていることから、がん細胞は、回虫などの寄生虫が酸素の 乏しい環境下で使用する特殊な代謝、あるいはそれに似通った代謝を使って増殖に必要なエネルギーを生産している可能性を今回の実験で示しました。 

 

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