精油の安全性を考えるセミナーに参加してきました。
アロマ&カウンセリング 心とからだのセルフ・ケアをあなたに、アロマシオンの島田さつきです。
アロマテラピーの正しい使い方 知ってますか?
自然のものだから安全 →
原液のまま肌に使っている →
芳香器に何滴も入れて1日中使っている →
乳幼児に使用している →
マッサージだけだと思っている →
食品添加物の精油は安全と毎日使い続けている →
フランス式アロマでは医者による治療飲用が常識 →
主催者様から画像の拝借許可をいただいております。
画像の通り、林 真一郎先生が登壇されたセミナーでした。
このセミナーは、今年4月に、facebookで精油の飲用・原液塗布が話題となったことがきっかけでした。
どのFBページだったか…もう思い出せないのですが、同じ時期に色んなとこで飲用・原液塗布が話題となり、当の林先生もなぜかブログで取り上げていたという偶然。
精油内服の是非
この時すかさず私も関わっているアロマテラピー研究室のFBでシェアしました。
この機会に、飲用・原液塗布の現状を調べようと試みましたが、
声を集めるには、あまりにも私の力不足で失敗に終わりました。
一方ですぐに盛り上げてくださったのが、今回の主催者の一人である彩子さん。
アロマテラピーの学校の久保田先生を巻き込んで、林先生が登壇されるまでにこぎつけました。
もうさすが行動力の違いですね。
あまりの人気講座に、キャンセル待ち、追加日程が出ました。
イベント事業をしているわけでもない彩子さんが、どれだけ大変だったか想像がつきます。
本業を抱えながら、場所探しにイベント告知、先生方との打ち合わせ、問い合わせの回答に奔走し、
ボランティア精神でこのイベントを成功させたわけです。
一つのイベントがどれだけの時間と労力を費やさなければならないか、
この場を借りて本当に感謝申し上げたいです。
さて、私が林先生のセミナーを初めて受けたのは、もう20年近く前、
アロマセラピーに興味を持ち始めた頃だと思います。
先生のハーブセミナーで、「ハーブチンキは、混ぜて抽出しちゃならん」と教わりましたし、
PMSに使うハーブやら、精油やらの話を聞いたのもグリーンフラスコでした。
その頃は、硬い表情の真面目な先生の印象しかありませんでした。
が、しかし、前評判通り今回は終始ざっくばらんで自由な発言で、笑いの耐えないお話しでした。
私的に大収穫だったのは、AEAJの1%濃度希釈推奨の謎が解けたことです。
さて、内容についてのシェアは他の方に任せるとして、
林先生のレジュメにあった一つが、「精油の飲用・原液塗布の問題点」と共通する、
キモであったと思えました。
100%オーガニックジュースは身体に良いか!?
えっ?どうして? 良いに決まってると思うんだけど。
というのがほとんどの人の感想だと思います。
でもね、本当にそうですか?
まずは、ジュース状って身体にとってどういうことか。
100%って、オーガニックって身体にとってどういうことかってことです。
一見、よさげなものでも、メリット、デメリットは必ずあります。
それは、その性質であったり、受け取る側の体質であったりします。
答えはここで書きません。それを考えて欲しいのです。
【必ず出てくるクエッション】
精油の話題になるとどうしても出てくる多くの人が知りたい問い。
どの精油がいいの?
みなさんその基準が知りたいのですね。
アロマの授業でも、セミナーでも、講座でも、色んなとこでこの話題は出ます。
しかし、専門性が高い人ほど、基準は無いと答えます。
もちろんニセモノは対象外ですけれど…
それはなぜか?
この質問は、例えるならこういう質問と同じだからです。
結婚するならどんな人を選べば良い?
お金の苦労をしたくないなら、不動産持ってたり、収入が安定してる人を選ぶ選択肢がある。
けれど、不動産が下落とか、安定してたと思った会社が倒産することだってあります。
誰にでも優しい人がいいと選んでも、そこにつけ込まれて、人に騙されてしまうかもしれません。
一見、こういう意味で答えを導き出そうとします。
しかし、そもそも人によって具体的基準が違うのだから、答えが無いのです。
全てをクリアでき、万人が納得できる基準など存在しない ということです。
質問の意図は充分に理解できます。
安全で良いものを使いたい。聞かれたらそれらを案内したい。
なので品質基準を知りたいわけです。
しかし、好きな香りのラベンダーが、IFRAのいう酢酸リナリル何%の基準を満たしているとも限らない。
※IFRAとは…ベルギーにある香料業界の安全性確保のために創立された組織。
成分等の物質規制などを行い、香粧品を安全で快適に使えるための指針を設けている。
生前、高山先生が、先生の考える精油の購入基準は?と聞かれてこう答えました。
「売ってる人ですかね。」
当時の私は、何言ってるんだこの人と思いました。
でも、何を言わんとしていたか、その後に思い知らされることになります。
その意味が知りたい方は、一度、私の講座にでも足を運んでほしい。
また、この場でこうですと書かない意味も考えてほしい。
もう How toでは、答えを出せないことに気づき始めている人がたくさんいる。
答えは、why?から自分が導き出すものだから。
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