その時受けたソウル・リーディングは、
そのヒーラーさん独自のもので。
彼女が、私のソウルと繋がって、
そこからのメッセージを受け取ってくる。
・・・というものだった。。。
正直に言ってしまえば。
そういうものは、私にとっては、
「今更」
・・・という感じだった。。。
魂の声。。。
レイオルトの声。
自我(Lyrica)が、魂(レイオルト)の
声に耳を傾けていた時期は。
私の中ではもう、昔のことで。。。
今はもう。。。
自我が魂を体現する。
・・・というフェーズも
終盤に差し掛かり。。。
もし、自我が。
完全に魂を体現した日には。
「私」はきっと。
透明になって、消えるだろう。。。
消える。。。というか。
完全な「観察者」に
なるのだろう。。。と。。。
完全に。。。
あるがまま。
流れのままに。
生きるようになるだろう。。。
魂の声を聴く。という形は。
まだそこに。
それを聴く「私」がいる。
・・・ということ。
自我にまだ。
色がついているということ。
だから、そういう形はまだまだ。
初歩の初歩なのだ。。。
だから、あの日。
ソウル・リーディングがどういうもの
なのかの説明を受け。
自分の魂に何を聞きたいのか、
紙に書いてくださいと言われた時。
私は思わず。。。
「はぁ。。。でも今日は、ゼニスの
ヒーリングがどんなものなのかを、
体験したかっただけなんですけど。。。」
・・・と、半ば無意識に、
呟いてしまっていた(苦笑)
そのヒーラーさんも、察しの
よい人だったので。。。
「あ、じゃあ、ゼニスだけに
しますか?」
・・・と言ってくれたのだけど。
そこで私は、ハッと我に返り。
「いえいえ、大丈夫です。
これも一緒にお願いします」
・・・と。
ソウル・リーディングも、
そのままお願いしていた。
なんだか。
申し訳ない気がしたのだ。。。
でも。。。
魂に聞きたいこと?
うーん。。。どうしよう。。。と。
私はその質問をひねり出すのに、
だいぶ、苦労した。
頭が真っ白で。
何も浮かんでこなかったからだ。
そうやって、無理矢理に
考えついた質問は。
「今、私がやるべきことは、
何ですか?」
・・・だったような気がする。
その答えなんて。
実はもう、
とっくに解ってはいたし。
だからこそ今、私はここに
いるわけだけれども(苦笑)
それしか浮かばなかったのだ。。。
*******
ヒーラーさんが、私の魂と。
レイオルトと繋がっていろいろと
聴いてくれた結果。。。
彼女が最初に口にしたのは。
こんな言葉だった。。。
「うん。あなたはもともと、
ヒーラーです」
その言葉を聞いた時。
私の頭の中には、過去の
あれこれが浮かんでいた。
そう言えば、以前から。
「ヒーラーになったほうがいいよ」とか。
「ヒーラーの素質がある」とか。
いろんな人に言われていたっけ。
・・・と。
でもあの頃は。。。
・・・というか、そのセッションを受けて
いた頃ですらもまだ。
自分の何が。
周囲にそう、印象付けるのか。
そのあたりが、いまひとつ、
不明瞭だった。
だって、私は。
自分では自分のことを。
情の薄い
冷たい人だ。と。
そう思っていたのだから(苦笑)
そんなことを考えていると。。。
ヒーラーさんは、
更に話を続けていった。
*******
この、ゼニス・オメガ・ヒーリングは、
アトランティス時代にも
存在していたヒーリングで。
更に古くは、レムリア時代にも
使われていました。。。
あなたは、レムリア時代も、
アトランティス時代も。
このゼニスと関わり、
これを使って、ヒーリングを
していた人です。
けれども、アトランティス時代に。
あなたは、ヒーラーであったが故に、
たくさんの友達を失い。
辛い思いをたくさんすることに
なりました。
だから、封印したのです。
「もう、二度と。
ヒーラーなんてやらない」
・・・と。
アトランティス時代に、
不正な使われ方をしたため。
ゼニスは一度、この地上から
取り上げられました。
けれども、今、この時代に。
再び、ゼニスは地上に降ろされ。
当時、これを使っていた人達がまた、
ここに集まってきています。
あなたも、そのひとりです。
あなたの魂は言っていますよ。
「封印を解く準備はできた?」
・・・と。
*******
はぁぁぁぁ?????
・・・と思った。
その話を聞いた時は。。。
ここに来て、
また、アトランティスなの???
・・・と。
頭では。
そう思っていた。
でも。
自分でもびっくりしたのだけど。
その話を聞いていた時。
気づいたら。
目から涙が
こぼれていたのだ。。。
知らないうちに、
泣いていた。
それに気づいた時は、
本当に。
びっくりした。。。
*******
つづく