『ウイングメーカー・プロジェクト』は、
1998年にアメリカのネット上で始まって。
この日本では。
たしか、2001年頃だったか。。。
あの、オカルト雑誌の『ムー』で、
取りあげられたことがあったらしい。
翻訳者の彼は、その、雑誌で
ウイングメーカーのことを知ったそうだ。
私はそのあと、2003年に。
いつか書いたような経緯で、
ウイングメーカーと、偶然出会った。
2005年に書籍化されたけど。
プロジェクトの内容を
書籍化して出版することを、
クリエーターのジェームズに
許可されたのは。
この日本だけだったとか。
書籍化されることで、一時期、
ウイングメーカーというものが、
一部で広まった時期もあったけれども。
その後また、下火になり。
本も、絶版状態が続いていた。
長い旅路の末。
私が、ウイングメーカーに立ち返り。
そこを自分の「ホーム」と定めたのが、
2011年の1月。
それ専用のブログなんかも作り。
翻訳とか、あれやこれやと、
やり始めた。
その年の5月か6月くらいに、
『ドールマンの予言』がリリースされ。
海外のウイングメーカー・ファン達は、
あのあたりで、大いに盛り上がっていたし。
私もその波に乗っていた。
そしてその年の秋ごろ。
WMFJに誘われた。
翻訳者の彼は、私のその、
マニアック・ブログの存在をなぜか
知っていたので、どうしてなのかと
訊ねると。
「『ウイングメーカー』で検索すると、
いつもLyricaさんの
ブログがトップで出てきていたから」
・・・と、教えてくれた。
今は、私のブログは、
検索しても、あまり出てこない。
ある時から、パタッと出なくなった。
その理由は、なんとなく
思い当たることがあるのだけど。
ここでは、あえて詳しくは
書かない。
当時、翻訳者の彼にそう言われて、
自分でも検索してみたのだけど。
その頃はもうすでに、
違う人のブログが目立つように
なってきていた。
それは、当時のある、
有名なブロガーの人で。
その人がある時、
自分のところで、ウイングメーカーを
取り上げたことがキッカケで。
それまではずっと、この日本では、
閑古鳥だったウイングメーカーが。
一部の人達の間で、
再び、注目され始めていた。
本が、再販されたのも。
ちょうど、あの頃だ。。。
ただ、そうは言っても。
その有名ブロガーの、ウイングメーカーの
取り上げ方の方向性もまた。
どちらかというと、「陰謀論」的な
扱いだったり。
そしてあの頃は。
デイヴィッド・アイクみたいな人が話す、
レプタリアンだのなんだの。
みたいな話が、流行り出して
いた頃でもあり。
そのせいか。
そうやって、再注目された頃には、
この日本でのウイングメーカーの
イメージが。
どうも、そちらに傾きがちなところが、
個人的には、イヤだったりもした。
アヌンナキの話も。
昔に知った時は、素直に
面白い。。。と思えたのだけれども。
あそこまで、話が大きくなると。
なんだかそこに、
「狂信者」的なものを感じて。
逆に、ドン引いて。
そういう、宇宙陰謀論みたいな
話しに対して。
いつしか私は。
アレルギーを
持つようにさえなったりもした。
「陰謀論」自体を否定するわけでは
ないけれども。
それに対する、人々の在り方が、
私には、「暴走」に見えていたし。
それは、ウイングメーカーにとっては、
単なる「入口」にしか過ぎないのに。。。
どうして、いつまでたっても。
そんなところでずっと、
盛り上がっているのか。。。
・・・と。
あの頃は、翻訳者の彼とも、
なんだか話は噛み合わないし。
だから、私は。
もしや、私のほうがおかしいのかしら?
・・・という気持ちにもなり。。。
だから、始めたのだ。。。
「Facebook」を。
*******
SNSは、もともと、嫌いだったし、
やるつもりもなかった。
じゃあなぜ、そんなことを
始めようと思ったのかと言えば、
それは。
海外の、ウイングメーカー・ファンの
人達が。
どういう在り方でいるのか。。。
・・・ということを、もっとよく
知りたかったからだ。。。
さすがに、海外の人達とは、
リアルで会うのは難しいので。
仕方なく、Facebookに頼った。。。
そこで、いろんな国の
ウイングメーカー・ファンの人達と
繋がっていくにつれ。
私は、どんどん安心していった。
あの当時、海外のファンの人達の多くが
重要視していたのが。
マテリアルの中で説かれていた、
「ハートの美徳の実践」
・・・であり。
それは、私も。
心から共感できるものだったから。
すごく、安心したのだ。。。
陰謀論者を暴走させるような
刺激をもたらすウイングメーカーって。
やっぱり、あんまり良くない。。。
・・・というか、私にはあまり
向いていない世界なのかしら?
離れたほうがいいのかしら?
・・・というような不安が。
あの頃。
自分の中には、多少あったような
気がするのだけれども。
そういう不安は。
そこで、吹き飛んだ。
そして。
ドールマンの小説のリリースと同時に
開設された、「Sprit State」という
サイトの中で。
ジェームズがやりたかったで
あろうことが。
こんな意外なところで。
「Facebook」の中で、
展開されていたんじゃないか。。。と。
ある意味。
感動さえ、覚えた。
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そしてあれは。。。
たしか、2013年頃だったと
思うのだけど。。。
ツイッターを通して、
ある、スペイン人の男性から、
突然、コンタクトがあった。
Facebookを通して、
海外の人とも交流を持つように
なった頃には。
そうやって、知らない外国人の
ウイングメーカー・ファンの人から
いきなりメッセージが来る。
なんてことは、よくあったので。
あの時も、そういうものかと思い、
適当に(というと申し訳ないけど^^;)
挨拶して終わりだと。
最初は思っていた。
でも、そのスペイン人の彼は。。。
何度も何度もメッセージを
送ってきて。。。
「この人は、一体何なのだろう?
なんだって、私に。
こんなに話しかけてくるのだろう?」
・・・と。
警戒心MAXながらも、同時に、
少し、不思議だったりもした。
ただ。
彼からのメッセを読むと。
彼が本当に、ウイングメーカーを
愛しているんだなぁ。。。と。
そういう気持ちだけは、
ヒシヒシと伝わってきたりして。
私も、嬉しかったりした。
この広い世界にはこうやって。
心底、ウイングメーカーのことを
愛している人って。
やっぱり、いたんだなぁ。。。と。
「仲間」
・・・が、いたんだなぁ。。。と。
・・・とは言っても。
彼が私に話しかけてくることの、
その意図は。
まったく読めなかった。
そんなある日。
彼からまた、突然メッセが届いた。
そこには。
「おめでとう!東京になることが
正解だと思っていたよ。
AKIRAの世界。
実現だね!」
・・・と、書かれていた。
情報に疎い私は。
このメッセの意味が全く解らず。
だから夫に、訊いてみたのだ。
すると夫は。
ちょっと呆れ顔で。
そんなことも知らないのかよぉ~
みたいな顔で(笑)
こう言った。
「次のオリンピックの開催地。
今日、東京に決まったんだよ」
・・・と。
スペインの彼は。
マドリードに住んでいたそうだ。
そしてそのマドリードも、
東京の他に候補地にあがって
いたそうで。
それなのに、オリンピックの
開催地が東京になったことを、
こうやって、喜んでくれる。
彼のその心が、とても嬉しかった。
それはそうと。
「AKIRAの世界」って何???
・・・と。
そっちの意味も、
私はまったく解らず。
それは、夫も解らなかったし。
でも、いちいち英語で
本人に質問するのも
めんどくさかったので^^;
自分で調べてみることにした。
すると。
そこには、すごい
マニアックな答えがあった。
『AKIRA』って。
日本の漫画のようで。
そこには、未来の東京オリンピックの
ことが書かれているのだとかで。。。
のちのち、この話題は、
日本でも言われるようになったし。
最近では、コロナのことなどで、
「予言だ~~」みたいにまた、
騒がれたりしたみたいなのだけど(笑)
それにしても、あの当時に。
この日本でさえも。
まだ誰も、そんな。
AKIRAのことなんて、話題にも
出していない頃だったのに。
いきなり、そういうことを。
普通に話しているスペイン人って。。。
一体、何者???
・・・と。
私もちょっと。
彼に興味を持ち始める
ようになった。
・・・とは言っても。
私のほうから、
彼にあれこれ寄っていく。
・・・みたいなこともしなかったので。
そのまましばらくは。
何事もなく、時は過ぎていった。。。
*******
つづく