運命の出会い 147 | TRIQUETRA ~Tributary Zone~

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2代目のブログです

会社の決定を変更させて、

あの店長に、どうしても報復したい彼女達。。。

 

気持ちは解るけど、、、

こういうのを、「執着」と言うのだろうな。と。

 

そう思っていた。

 

 

もし。。。

そういう強い思いを残したまま死んだら。

 

お化けになっちゃうかもよ?

 

・・・なんて思ったりもした。

 

 

きっと誰しも。。。

 

死んだあと、自分が怨霊になるかも。

 

なんて思わないのだろうけど。。。

 

 

生きているうちに、執着を手放す練習を

ある程度はしておかないと。

 

死んでも、思い癖というか、

習慣は変わらないだろうし。

 

死んでいきなり、出来るようになるわけは

ないだろうし。

 

 

・・・と、さすがにこんなことは、

あの子達には、言えなかった(苦笑)

 

 

なにはともあれ。。。

 

彼女たちの気持ちが落ち着くには、、、

一度、自分たちの思いを通させないと、

ダメなのだろうな。。。と思った。

 

先日の話し合いの時は、、、

会社側が一方的に話を進めるだけで、

従業員からは、何も言えなかったから。。。

 

 

言いたいことがあったのなら、

その場で言えばよかったのに。。。

 

・・・とも思ったけど。

 

 

若い頃はやっぱり。。。

 

ああいう、おじさん達相手に、

何かを発言する。。。ということは。

 

なかなか難しいよね。。。

 

・・・と、思ったりした。

 

 

*******

 

 

パートの彼女に相談してみると、、、

 

「えー、私はもう、イヤよ~。

今更、また本部と連絡とるのは、

もう。。。めんどうだわ」

 

・・・という返事が返ってきた。。。

 

 

ですよねー、、、と、私もそう思っていたけど、

一度引き受けてしまったのだから、

無責任に投げ出すわけにもいかず。

 

 

「悪いけど、Lyricaさんに

任せちゃってもいい?」

 

 

・・・と、彼女には逃げられてしまったので(笑)

 

次は、新店長に相談してみた。

 

 

新店長は、まだ若かったけど。。。

 

ものすごく親身に相談に乗ってくれて、

自分が動きますよ。と、約束してくれた。

 

会社の上司に連絡して、

もう一度、話し合いの場を設定して

もらえるように、頼んでみる。。。と。

 

そう言ってくれたのだった。。。

 

 

多分。。。

新しく店長となった責任感やら、

そのプレッシャーやら。

 

おまけに、

私に対しての気遣いやら。。。で。

 

彼も大変だろうな。。。と思ったけど。

 

ここは、お願いしてしまうことにした。

 

 

 

そして。

 

話し合いの日がまたやってきた。

 

 

*******

 

 

・・・とは言っても。

 

その日は、お店の近所のカフェに、

若い女の子二人と、新店長。

そして私がお店代表で出向き。

 

会社からは、おじさんが二人。

 

そのおじさんの一人は、先日の

話し合いの場で、進行役を務めていた

あのおじさんだった。

 

 

正直言うと。。。

 

あの日、どういう風に話し合いが

進んだのだったか。。。

 

詳しいことは、あまりよく覚えていない。。。

 

 

ただ、女の子たちに。

 

「今回はちゃんと、自分の口で、

自分の言いたいことを伝えなさいね」

 

・・・と言っておいたのは覚えてる。

 

 

そして、そうそう。。。

 

おじさん達には、この子達の話に、

ちゃんと耳を傾けてあげてください。と。

 

そう言ったんだっけ。

 

 

私と新店長は、、、

それを見届ける人となっていた

気がする。。。

 

 

若い子達が、いろいろ話して。

おじさん達はそれを、黙って聞いて。

 

「解りました。善処します」

 

・・・ということで、話し合いは終了した。

 

 

お店を出る時、、、

進行役だったあのおじさんと、

何か、世間話をした記憶がある。。。

 

私が、、、

 

「よろしくお願いします」

 

・・・と言うと、おじさんは。

 

「はい。また何かあったら言ってください。

いつでもお話、聞きますから」

 

・・・と言った。

 

 

その時私たちは二人とも。

同じような苦笑いの表情を浮かべていて。。。

 

なんだか、このおじさんとは。

話が合いそうだ。。。なんて。

 

そう思ったのを覚えている。

 

 

そして、もう一人いたはずのおじさんは、

顔も何も覚えていない。。。

 

 

*******

 

 

予想はしていたけど。。。

 

ああいう話し合いの場を持っても、

結局、状況は何も変わらなかった。

 

あの店長が、クビになることは

なかった。

 

 

女の子たちは相変わらず、

どこかに不満は残っていたけど。

 

でもそれでも。

あの時、言いたいことは言えた。。。

 

・・・ということで、多少は

スッキリもしていたようだ。

 

 

女性は特に。

 

実際に状況をどうにかすることよりも。

 

自分の気持ちを聞いてほしい。

ちゃんと、解って欲しい。

 

・・・ということのほうが、重要だから。

 

そこが満たされれば。

気持ちは落ち着くのだろうな。。。

 

・・・なんて思う。

 

 

私も。。。

 

もう、この話はこれで、

完全に終わり。

 

あとは、辞める日を待つばかり。。。と。

 

そう思っていた。

 

 

でも。。。

 

新店長に、週1でもいいから、

お店に残ってくれませんか?

 

・・・と頼まれ。

 

断れず(苦笑)

 

結局その後も、ズルズルと。。。

仕事を続けることになってしまった。

 

 

あの時は。。。

 

そもそもの元凶であったあの店長は

もういないのだし。

 

まぁ、いいかな。。。と。

 

そんな軽い気持ちで、残留を決めた

だけだったけど。

 

 

今、振り返ってみると。。。

 

私があのお店の中で学べたことは、

あれで完全に終わりではなく。

 

そこで見届ける必要のあるものが、

あと少しだけ、残っていたのだなぁ。。。

 

・・・ということが、すごくよく解る。。。

 

 

*******

 

 

新店長を迎え、、、

 

・・・と同時に、一度辞めたあの、

ギターの彼が、職場に復帰した。

 

彼と新店長も、元同僚だから、

気心知れていて、楽しそうだった。

 

パートの彼女をはじめ、従業員のみんなも、

伸び伸びと仕事が出来るようになり。。。

 

 

お店に、明るさが戻ってきた。

 

 

このお店の新たな門出に。

 

みんなで、乾杯した。

 

 

*******

 

 

つづく