運命の出会い 48 | TRIQUETRA ~Tributary Zone~

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2代目のブログです

そうして、私の親との同居生活が始まった。

夫も一緒に。。。

 

 

引っ越した後も、ウイングメーカーのフォーラムで、

お仲間と精神的なことについてを語り合ったり。

レイオルトとの対話をしたり。

 

そういうことは、相変わらず続けていた。

 

 

ただ、ゆっくりと本を読む。。。とか、

目を閉じてじっくりと音楽を聴く。。。とか。

 

そうやって、何かに「没頭する」時間は、

なかなか取れなくなってきていた。

 

 

引っ越し後はバレエもやめて、

また、仕事も始めた。。。

 

 

仕事と言っても。

 

結局、夫もいることだし。。。

家事や育児を、すべて親任せにするのも

申し訳なかったので。。。

 

やっぱり、正社員ではなく、パートにすることにした。

 

 

そういう、ある程度の時間的な制限があるうえで、

とにかく、お給料がよいところを探した結果。

 

条件にあうのが、テレフォン・アポインターの

仕事しかなく。。。

 

すごくためらいはしたのだけれども。

 

ふと、幼稚園時代にそういう仕事を

していたママが。

 

「あれは、ラクでいいわよ。

短時間で高収入だし」

 

・・・なんて言っていたことも思い出し。。。

 

まぁ、、、大丈夫かな。という気持ちになった。

 

 

今はとにかく、早く借金を返してしまって、

また、独立した生活をしたい。。。と。

そう思っていたので。

 

とりあえずは、仕事の内容とか質よりも、

お金だな。。。と。

 

その時は、そんな風にして職を選んだ。。。

 

 

********

 

 

でもあの仕事って。。。

私にとっては、一番苦手な仕事だった気がする。。。

 

いちお、法に背いたことはしていないとは言っても、

ああいうのは、私にとっては、

電話での押し売りみたいに見えていた(苦笑)

 

まったくその気がない人に対して、

口八丁手八丁で、契約までもっていくその姿勢は。

 

私が一番やりたくないことだと思った。

 

人を無理矢理説得して、心変わりさせることって。

 

私は、大嫌いだから。。。

 

 

そこでは毎朝、朝礼があったのだけど、

お偉方はよく、心理学の話を持ちだしては、

そこで働く私達職員を、洗脳しにかかってた。

 

・・・というか、その人達自身もきっと。

 

自身がそういう風に思い込んでいたのだろうから、

自分では、相手を意図的に洗脳してる

つもりもないだろうし、

 

むしろ、善意だったのかもしれないけど。

 

私は彼らのそういう話を聞くたびに、、、

心の中で、ため息をついていた。。。

 

 

「この商品が素晴らしいと、あなたが信じてください。

そして自信を持って、強気で押してください。

弱気はお客様に伝わります。それだと、

契約はとれません」

 

 

・・・とかよく言ってた。

 

ノルマもあったし、成績によって毎月、

時給が上下したりとか。。。

 

 

でも、私はいつも思ってた。。。

 

 

こういう職場で、「成績が良い人」っていうのはつまり。

それだけ、自分のことしか考えてない人って

ことなんじゃないの?。。。ってね(苦笑)

 

 

営業マンって、みんなこうなんだろうな。と。

その時初めて、「営業」の大変さを知ったけど。

 

きっと最初は誰だって。

こんなことは、やりたくない。

こんなのは、どこかおかしい。。。と。

 

そんな風に思うのではないのか。。。と。

 

そう思った。。。

 

 

けれども、生活のためにしかたなく、

本心に背いて、こういった在り方を

続けているうちに。。。

 

いつの間にか、感覚がマヒして。。。

 

最初はおかしいと思っていたことが、

当たり前になっていってしまうのだろうし。。。

 

いつの間にか、それが自分の真実になり、、、

真実になるからこそ、善意で。。。

 

後から来た人のこともまた。。。

そういう色に染めていってしまうのだろう。。。と。

 

悲しくなった。

 

 

同じ社内にいたおばちゃんたちは。。。

 

「ただ座って喋ってればいいだけなんだから、

こんなラクな仕事ないわよ~」

 

・・・って言ってたけど(苦笑)

 

 

私にとっては、神経が磨り減るような。。。

そんな仕事だった。

 

 

けれども、あの経験をしたことで、

ひとつだけ良いことがあった。

 

 

それは、電話でセールスしてくる人に対して、

だいぶ、優しくなれたこと(笑)

 

 

それまでの私は、そういうものには、

けっこう、冷たかった気がする。

 

 

けれども、自分があっち側を経験したことで、、、

 

「こういう人たちにもきっと、

事情があるのだろうな」

 

・・・と、想像することが出来るようになった。

 

 

だからその対応は、

かなり柔らかくなったと思う(笑)

 

 

けれども、その気がないときは、

すぐにきっぱり断ることにしてる。

 

 

邪険に扱われたり、怒鳴られたり

することよりも。

 

すごく優しく話を聞いてくれて、

長時間、電話につきあってくれて。

 

それで最終的には、結局断る。。。というのが、

一番ダメージが大きかったから(苦笑)

 

 

********

 

 

ああいった職場はやっぱり。。。

私と同世代の、主婦のパートの人も多く。

 

そして、入れ替わりも激しかった。。。

 

 

あの頃。。。

職場の人達と一緒にランチに行って、

おしゃべりしたりする時間は、

私にとって、すごく息抜きになっていた。

 

 

面白いもので。。。

 

その人達も、同じくらいの年頃の子供を持つ

ママ達ではあったのだけど。。。

 

子供を通したお付き合いというわけではないから、

「ママ友」というわけではなく。。。

 

けれども、「子育て」という共通の話が出来るので、

話が盛り上がること、盛り上がること(笑)

 

 

なんだかそういうのが、

救いになっていたと思う。

 

あの職場では。

 

 

********

 

 

そんな職場で働き始める前の、

しばらくの間は、、、

 

精神世界系の本を読んだりとか。

ウイングメーカーのCDで、プチ瞑想したりとか。

フォーラムで精神的な深い話をしていたりとか。。。

 

そういうところに、どっぷりと浸っていた。。。

 

 

たとえばフォーラムでは、、、

あの19歳の時の体験のことも、

普通に話せてしまったように。。。

 

宇宙だとか、神だとか、愛だとか。

そして、前世だとか。

 

他者と「普通」に、そういう話ができることが、

当たり前になっていたところに。。。

 

 

久しぶりに一般社会に出て。。。

こういう職場を経験してみたら。。。

 

 

今、自分のいるところがまるで、

「異界」に感じた(苦笑)

 

 

・・・とは言っても、それまでの人生経験が

あったおかげで。

 

その職場の中でも、

まだまだうまくやっていくことはできたし。。。

 

自分の中にある、そういう「違和感」を、

表に出すこともなかったけれども。

 

 

でも、心の中ではいつも思っていた。

 

 

「なんだかこっち(一般社会)は。。。

すごく、息苦しい」

 

 

・・・と。

 

 

自分が今関わる、ふたつの世界の距離が、、、

あまりにもかけ離れすぎているように感じて。。。

 

一体、私にとって、、、

どちらが本当の現実なのだろうか。。。と。

 

そんな気持ちになることが、よくあった。。。

 

 

けれども。。。

今こうして目の前で、子育ての話や、仕事の話で

盛り上がっているこの人たちも。。。

 

実は、私と同じように。。。

 

裏では、精神世界にとても関心を持っていたり

するのではないのだろうか。。。と。

 

ただそれを、表には出さないだけで。。。と。

 

そんな風にも思ったりした。

 

 

かと言って。

 

自分からそういう話題を振ってみる勇気は。。。

 

私にはなかったのだけどね(苦笑)

 

 

 

そうやってその頃は。。。

 

自分の現実が、

思いきり二つに分裂しているような。。。

 

そんな感覚が、自分の中に芽生えてきた

時代だったと思う。。。

 

 

まぁ、このあたりから。

 

「十牛図」の最初のほうの図。。。あたりの。

 

そういうものが、現れ始めていたのでは

ないのかな。。。と。

 

そんな気がしないでもない。。。

 

 

 

なんだか。

わざわざ、通らなくてもよかったよなぁ。。。

こういうところ。。。と、今は思うのだけど(苦笑)

 

 

でも、通っちゃったんだよね。

結局は(笑)

 

 

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つづく