10代のあの体験については。
今までに、何度も何度も。。。
イヤというほど書いてきたから。。。
だからもう、今更書く必要もないよね。。。と
ずっと思っていたのだけど。
なぜか、無性に書きたくなってきた。。。
最近、いろいろと。。。
想い出を整理していたのだけど。。。
これもまた。。。
記憶の整理をする、
いい機会なのかもしれない。。。
そんな気持ちになった。。。
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英語教育が盛んで、
土曜日がお休み。
そして、校舎がとても綺麗。。。
そんな安易な理由で入学した高校は、
たまたま、ミッション・スクールだった。
高校時代の私は、卒業の日を、
指折り数えていた。。。
だって。
学校が、ものすごくつまらなかったの。
規則は厳しいし、キリスト教関連、
すごくイヤだったし。
そして。
英語が勉強したくて入ったはずなのに、
全然、話せるようにならないし。。。
英語は。。。
学力をつけたかったのではなくて、
ただ、ネイティヴのように話せるように
なりたかった。
でも、その動機は不純。。。
通訳になって、海外のミュージシャンと
会いたかったから(笑)
卒業後の進路を決める頃になっても、
そんな想いは、変わってなかった。
年上の従兄妹のお姉さんが、
短大の英文科を卒業したのだけど。
でも、全然話せるようにならなかった。。。と
聞いていたので。
大学の英文科はやめようと。
そう思ってた。
進路相談の面談の時。。。
「英語を勉強したいのなら、推薦してあげるから、
大学に行った方がいいよ」
・・・と、先生は言ってたのだけど。
断っちゃった(苦笑)
だって。。。
なんだか、日本の大学って。。。
勉強するところというよりは、
遊びに行くようなところに見えていたから。。。
そういうのも、当時の私は
イヤだったの。。。
結局私は、、、
自分の意思を貫き通して、
英語の専門学校へと進んだ。。。
そこでも。。。
ネイティヴのように話せる。。。
・・・まではいかなかったけど。
けど、今でも、、、
あの学校を選んだことには、
微塵の悔いもなく。。。
あそこを選んで、本当によかった。。。と。
そう思ってる。。。
あの学校にいた2年間というのは。。。
今思い出しても。。。
今までで一番、自分らしく生きられた
時間だったような気がしなくもなく。。。
私にとっては。。。
すごく、生きやすい環境だった。というか。
楽しくてしかたのない、2年間だった。。。
そんな学生生活、1年生の時のこと。。。
「ワークショップ」というクラスがあって。
それは、日本でいう国語の英語版のような。
そんなクラスで。
そのクラスの先生は、
アメリカ人の女性の先生だった。
ある日、彼女が課題を出した。。。
英語で論文を書いてください。
テーマはなんでも、好きなのでよし。
そして最後に、
それをみんなの前で発表すること。
・・・と。
その時私が選んだテーマ。
それは、「エジプト神話」だった。
けど、先生は言ったの。
「エジプト神話なんて、あなた。
それはちょっと、難しすぎるんじゃない?
私はもっと、身近なテーマを薦めるわ」
・・・って。
でも私は、
「No. 私はこれをやりたいの」
って言った。
すると、彼女の返事はこうだった。
「OK! Let's try!」
・・・ってね。
そのあとは、何のあとくされもなく、
先生も熱心に協力してくれた。
あぁ。。。こういうの、
すごくラクだ~~~って思ってた。
ミッション・スクール時代の先生や、
仏教にハマっていた母に、
「No」
なんて言おうものなら。
もう、とんでもなかったもの。。。
「あんたは、我が強い」
・・・って、何度母に言われたことか。。。
そんなこんなで。。。
「エジプト神話」をテーマにした論文を書くために。
エジプトだけでなく、いろんな国の神話の本とか、
神話に留まらず、エジプト関連のあらゆる本とか。。。
片っ端から、色々読みまくった。。。
その学校での違うクラスに、
「文章表現」というクラスがあった。
このクラスの担当は、日本人の女性の先生。。。
その先生は、月に一度くらいのペースで、
何冊かの課題図書を出すのだけど。。。
そこで選ばれてた本は、多分、先生の趣味(笑)
生徒たちは、出された課題図書の中で、
どれか一冊好きな本を読んで、
感想文を書いて提出するの。
これは、日本語でOKなんだけどね。。。
普段は、課題図書は数冊あって、
その中から選べばよかったのだけど。
ある時先生は、、、
「今回は、全員、これを読んでね」
・・・と。
珍しく、たった一冊の本を提示したの。
それは、
『ライ麦畑でつかまえて』
・・・って本だった。
正直、、、もう、何十年も前のことなので、
この本の内容って、ほとんど覚えていない。。。
けれども、覚えているのは、、、
私が、この物語の主人公の男の子に
共感していたこと。
たしか、、、
その男の子がやってることはメチャクチャだったけど、
でも、どうしてそういうことしちゃうのか、
彼の気持ち、ちょっと解るな。。。
この男の子、、、
可哀想だな。。。と。
そんな風に思った記憶がある。。。
だから、感想文にも、、、
そんな内容を書いた。。。
そしてその時の私は、、、
この本を読んだ誰もが。。。
自分と同じ感想を持っているものだと。。。
そう思い込んでいた。。。
けれども。。。
全員の感想文を回収して、、、
それをすべて読み終わった先生は。。。
「ふふふ」
って、意味ありげに笑ってね。
こう言った。。。
「この本の感想文を書かせると、
必ず、真っ二つに分かれるの。
主人公に、ものすごい嫌悪感を示す人と、
主人公に共感を示す人に。
毎年、同じ課題を出すのだけどね。
結果は、毎年同じなのよ。
面白いですね」
・・・って。
私は。。。
主人公に嫌悪感を示す人がいるってことが、
すごく意外でびっくりだったのだけど。
そういうもんなのかぁ。。。って。
なんだかすごく、面白いなって思ったの。
そして先生が。。。
事実としての結果と。。。あとは、
「面白いですね」
という感想しか言わなかったことが。
とっても素敵だ。。。って思った。
こんなことがキッカケで。
私は、その先生のことが好きになり。。。
尊敬するようになり。。。
だから、先生の出す課題図書は、
片っ端から読んだし、それ以外にもたくさん。。。
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「ワークショップ」の授業と、
「文章表現」の授業。
このふたつのクラスの影響があり。。。
私は、本を読むことが好きになった。
あの頃はいつも。
かばんの中に、本が入ってた。。。
けれども。。。
「本を読む」という行為が、、、
のちのち、とんでもない経験に繋がるとは。
まったく想像もしていなかった。
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つづく