母が、だいぶ落ち着いてきました。
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父は数年前に他界し。。。
でも今回、母は、父の時とは違ってた。
どう違っていたのか、、、
それを、言葉にするのは難しいのだけど、、、
「生きるということ」
・・・を、最後まで手放してなかったというか。
母は、口では、
「あんまり長生きしたくないわ」
・・・と、昔からよく言ってたけど。
そういいつつも、、、
なにも手放してないよね。。。と。
常に感じていた。
90歳を超えてもなお、元気な伯母を見ていても、
「それ」を感じる。
「それ」
・・・を、一言で言い表すのは。。。
本当に、、、難しいのだけど。
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父はなんだか。。。
最後のほう、とても儚かった。。。
病気になって、手術をして。。。
そこまでは、母も同じだったけど。
父の場合はその後、、、
元気になりたい。
回復したい。
・・・みたいな、意欲が薄かった。。。
眠る時間が日に日に増えてきて、
鮮やかな夢をたくさん見るようになって。
「あっちの世界が面白くて仕方ないんだよ」
・・・と。
・・・そんなことを言ってたっけ。
だからなのか。。。
亡くなるひと月前だったか、
そのくらいからは、全然目を覚まさなくなった。
そういうのを、昏睡状態というのかもしれないけど。
もうあっちに行きたがっている人を、、、
無理矢理こっちにつなぎ留めておくことは、
なんだか、気の毒で。
父と同室で入院していた、たくさんの寝たきりの
おじいちゃんたちを。
何のために、管に繋いでおくのか。。。と。
そんなことを思ったりもしたな。。。
父たちは。。。
「生きている」のではなく、
無理矢理、「生かされている」。。。みたいに感じて。
それは、本当に本人のためなのか。。。
それとも、残される者のためなのか。。。と。
そんなことを、よく考えた。
母の場合は、、、
本人は、自覚してなかったかもしれないけど、
でも、ここに戻る気満々だったから。。。
まぁ、、、大丈夫だろうな。。。と。
そう感じていた。
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母を見ていると真面目に。。。
もしかすると、母より私のほうが、
先に死ぬのではないか。。。と。
思ってしまったりする。。。
最近、自分の「死期」みたいなものを、
なんとなく感じていたりするのだけど。。。
でも、きっとそれは、、、
とても象徴的なもので。。。
多分、本当に死ぬわけではなく。
「以前の私」というものが、
死んでいなくなるのかな。。。とか。
もし本当に死んでしまったとしても、、、
心残りはほとんどないのだけど、でも。
とにかく。。。
残された最後の時間はもう。
完全に、「自分のため」に使いたいと。
そう思う、今日この頃で。
だから、私は結局、
何をしたくて生まれてきたんだろう。。。と。
よく、自問自答したりもしたのだけど。
そんなことはもう、
ずっと前から解っていて。
私は、、、
自分ではない誰かを。
本当に愛したい。
ただ、それだけがしたかったのだと。。。
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神様視点ではなく、人間視点で。
自分ではない誰かを、、、
まるで自分のように感じることが出来たら、
なんて幸せなんだろうと。
ずっと、そう思ってた。
学校で、、、教会で。
奉仕する人たちをみて。
それは、「偽善」だと思ってた。
19歳で、あの神秘体験をして以来。。。
宇宙的な視点から。。。
神様的な視点からだったら、
他者を自分だと感じることは、、、
本当に、たやすく出来るようになった。
すべてが自分だと感じることは。
でも。。。
人間としての「自我」である自分視点から、
それとまったく同じような感覚で他者を見ることは、
全然できなかった。
でもそれができないのが、人間なのだと思ったし。
ここは、あえてそういう枷をつけて、
ゲームをする場なのだと思ったし。。。
だから、そういう舞台であるこの場で、
奉仕だの利他だのというのは、
本当に分かってないからこそ、言えるのだと。。。
そんなのは結局。。。
「嘘」なのだと思ってた。
嘘の愛。。。
嘘の優しさ。。。
本物ではない。。。と。
人間には、そんなことはできない。。。と。
ずっと、そう思ってた。
子供を産むまでは。。。
自分の子供に対しては出来たんだよね。。。
私の思う、、、本物の「愛」の体験。
だからそこで、、、
人間の中にある、可能性が見えた気がして。。。
だからそこから私は、、、
すごい、努力した。。。
自分の子供たちに感じる愛を。。。
他のすべての人に感じることが出来るようにと。
その旅の途中で、
いろんな苦悩があった。
チベットのリンポチェに訊ねたこともあった。
リンポチェは言った。
最初は、「嘘」でもいいのだと。
いずれ、、、嘘が真になるから。。。と。
その言葉を信じて、頑張った時期もあったけど。
ある時、挫折した。
疲れきっている自分に気づいたから。
そしてある程度は、自分自身も労わらないといけないことを、
その時、理解した。
その挫折後、、、
ハードルをすこし低くした。
愛の対象を、
「この世のすべての人」ではなく、
「自分と関わる人」へと変更した。
でも、、、
それも最近、諦めた。
ただ、、、
今でもやっぱり、思ってる。。。
それが出来たら、、、
どんなに満たされるだろうか。。。と。
ハードルを更に低くして。
たった一人でもいいから、、、
それを体現できる人に出会いたい。と。
娘は言う。。。
でももしかすると、、、
たとえそれが自分の子供とは言え、
「本当に愛せる人」に、
人生の中で二人も出会えたこと。
それだけでも、奇跡なのかもしれないよ。
・・・と。
そうなのだとしたら。。。
私はきっと。
とても、欲張りなのだと思う。。。