太陽と月・男と女、そして陰と陽 | TRIQUETRA ~Tributary Zone~

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2代目のブログです

やっと、一冊読み終わりました。

 

 

 

 

 

 

古い本ではありますが、、、

 

フィールド・ワークを重ね、現地の人達のお話をたくさん聞いて、

歴史や神話や宗教などのお勉強を、

ちゃんとしていて。。。

 

その分野に人生を捧げた人たちのお話は、

やっぱり、重みがあるなぁ。。。と。

 

そんな気持ちで読んでいました。

 

 

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明治時代まで、諏訪大社の神長官を務めていた守矢家の、

ご先祖とされていた洩矢神は、、、

 

この本によると、やっぱり、シャーマンだったみたい。

 

その洩矢神による体制の軸となっていたものは、、、

縄文時代からずっと続いていた信仰だったよう。。。

 

 

洩矢神のやり方はまさに、、、

西洋の古代の魔女たちの在り方と同じだなぁ。。。と。

 

 

そんな気がした。

 

 

 

いつだったか会った、あの魔女の人もね。

 

魔女の歴史は、石器時代に遡ると言ってたけど。

 

 

 

人類の意識がまだ、幼かった頃に、

自然と生まれてくる信仰というものはやっぱり。

 

「すべてのものに神を見るアニミズム」なのだと思うし、

そこから少し発展したものがきっと、

シャーマニズムなのだろうと、、、

 

私はそう思ってた。。。

 

 

 

人類全体の意識の成長の仕方は、

ひとりの子供が大きくなっていく過程の中に

見ることができる。

 

 

大きなものでも小さなものでも、

この世に存在しているものはみんな、

「生命の木」というシステムに沿っているから。

 

 

 

アニミズムはおそらく、人間の初歩的な信仰であって、

同時に、女性性的な信仰であると思ってるのだけど。。。

 

 

そういう意識が最初に、人類に生まれたのは一体。。。

いつ頃だったのでしょうね。。。

 

 

トルコ、アナトリア高原に広がった

チャタル・ヒュユクあたりなんかはまだ、

女神信仰(地母神信仰)中心の、

女性性文化だったような気がする。

 

 

でもきっと、、、洞窟壁画時代の。。。

ネアンデルタール人とか、クロマニョン人あたりの

意識にはもう。

 

「信仰心(想像力)」は芽生えていたはずなので。

 

 

アニミズムやシャーマニズム(主に前半)の時代というのは、、、

つまり、女性性メインの時代というのは。

 

相当長かったのではないのかな。

 

なんて思う。

 

 

 

ヨーロッパでも大昔は、樹木信仰などありましたが。

 

ゼウスの奥さんであるヘラなんかも、

ギリシャ神話の中にとりこまれる前は、たしか、、、

大昔のクレタ島(だったっけかな?)で、

中心的に崇拝されていた女神だったそう。

 

そしてその頃のヘラは、、、

ただの木の柱だったようです。

 

 

狩猟生活から農耕生活に生き方が変わることによって、

信仰の在り方も変わっていく。。。

 

 

面白いよね。

 

 

アニミズムは、たとえば、水の精霊とか木霊とか。

それそのものに、スピリットが宿っていると考えるけど。

 

シャーマニズムは、「スピリット的な存在」が、

木や石や人などに、「降りてくる」と考える。

 

イタコみたいな感じ。

 

 

シャーマニズムが発生しだしたころから、

「すべてに宿るスピリット」という考え方が徐々に、

「神」とか「女神」みたいな、「ある霊的な存在」というものが、

どこか、「違う世界」に存在しているという考え方に

とってかわってくる。

 

 

もしかすると、この頃から本当に存在し始めたのかも?

 

人々の想いによって創造された、

エレメンタル的な神々は。。。

 

 

 

そして、、、様々な種類の神々を敬う時代のあとは、

「一神教」という教えが強力になっていくけど。

 

この、一神教の時代はもう完全に、

男性性メインの時代に切り替わったような。。。

 

 

そしてこの頃は、、、私たち人間は、

「道徳」を学ぶ時代だったのかもね。

 

 

 

こういった変換が、、、

ある日を境にパッと起こったわけではなく。。。

 

それこそ、モーフィングしながら、、、

徐々に、、、徐々に、変わってきたのだと思う。

 

 

人々の生活様式が変わってくるにしたがって。

 

 

 

信仰の在り方、、、

 

自分の深いところにある「聖なるもの」を、

どういう風に想像し、定義していくかというものはきっと。

 

その時代の生活の在り方とか、文化というものと、、、

互いに影響しあって、少しづつ変化してきたのでしょう。。。

 

 

そうやって、、、「人の常識」も変化してきた。

 

 

その時代を生きる人たちの多くが、、、

それが「真」であると、信じて疑わずに生きてきたのでしょう。。。

 

 

 

人間のそういうところは今も、、、

あんまり変わってないような。。。

 

 

 

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諏訪が面白いのは。

 

女性性的な在り方と、男性性的な在り方が、

上手にミックスされてきたことだと思う。

 

 

神話では、出雲の国からやってきたタケミナカタは、

それまで洩矢神がまとめていた諏訪で、

王的な立場をゲットしたけれども。

 

タケミナカタのそれは、「侵略」ではなかったようで。

 

土着の洩矢さんの在り方も尊重しながら、

そこも同時に存続させる形をとりながら、

形としては、その地の「長」という場所におさまった。

 

 

多分、、、それは、象徴、シンボルとしての「王」で。

 

 

表向きには「王」を敬い、奉り、大切にするけど、

その裏で実権を握っていたのは、神長官の守矢さん。

 

 

よくある、、、円満な夫婦の形(笑)

 

 

そしてその際、タケミナカタはおそらく、、、

諏訪の地に、「稲作」というお土産を持ってきたのだろうと。

 

 

本にはそう、書いてあった。

 

 

だから、無血開城。

 

 

 

「稲作」(弥生文化)という結納品とともに。

両者は結婚した。。。みたいな。

 

 

 

これは、アイルランドにキリスト教を持ち込んだ、

聖パトリックのお話と同じだと思った。

 

パトリックさんも、アイルランドの妖精信仰を

完全に潰してしまうことなく。

 

そこに上手に、キリスト教をミックスさせていった。

 

平和的に。

 

 

 

世界の中ではそうやって。

 

戦うことなく、、、どちらかを潰してしまうことなく、

両者の「統合」を成功させていった地域も、

わずかながらにあって。

 

 

 

そういうところから、学ぶことは。

 

たくさん、たくさんあると思った。

 

 

 

諏訪という地が今、いろんな人に注目されるように

なったこともきっと。

 

そういうことなんだな。と。

 

そう感じた。

 

 

 

「洩矢」とかで検索してたら、

「洩矢諏訪子」とか出てきた。

 

ヤサカトメ(八坂刀売)のことを調べてたら、

「八坂神奈子」とか出てきた。

 

 

それは、ゲームに出てくるキャラのようでね。

なんて、マニアックなゲームなんだろう。。。と。

 

ちょっと、苦笑いしてしまった。

 

 

 

で、そんな話を子供たちにしたら、

息子はもう、そんなことはとっくの昔に知っていた。

 

娘は、、、

 

「そういえば、前に友達から、『もりや』って出てくる

ゲームがあるよって聞いたことがあったけど、

それだったんだ」

 

・・・なんて言ってた。

 

なんでも、、、「ミシャグジさま」も出てくるらしい(笑)

 

 

大ヒットした『君の名は』に出てきたあの湖も、、、

モデルは「諏訪湖」だと聞いたことがあるし。。。

 

 

 

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諏訪の神長官だった守矢家に、一子相伝、口伝の神事も、

明治時代を最後に、失われてしまったそう。。。

 

 

でも。

 

そういったゲームなどによって、ミサクさまや洩矢のことに

興味を持つ若者も増えたおかげなのか。。。

 

神長官の78代目を継がれた守矢早苗さんは、

今でも、いろいろ活動されているみたいなので。。。

 

 

嬉しくなった。

 

 

 

 

 

 

必要な火は、、、決して消えないことになってる。

 

そしてその火は、、、完全なタイミングで燃え上がる。

 

 

・・・みたいな。

 

 

 

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余談だけど。

 

書いているうちに、関連して思い出した昔の日記を、メモ。

 

 

the VOICE of Human

 

 

Alphemas Betenのリング