
上野の東京都美術館で、ブリューゲルの有名な絵、、、
『バベルの塔』を観てきました。
最近の美術館って、、、どうしてこんなに混んでるの????
この絵を観るのに、絵の前で行列を作って、、、
そして、やっと順番がきて絵の目の前に来れても、
観る時は絵の前で立ち止まらないで、前の人に続いて
進みながら観てくださいって。。。(涙)
昔のパンダ見学を思い出してしまいましたよ。。。
上野なだけに。
そんな慌ただしく観ても、全然観た気がしないので、
遠くのほうからもう一度眺めてみましたが、
絵が、あまりにも細かすぎてよく観えない^^;;;
絵を3Dに再現して説明していた映像とか、絵の拡大図とか。
そういうのでなんとか、いろいろ細かいことが解ったのですが、、、
いろいろと、、、驚きました。
今までこの絵に、そんなにたくさんの人が描かれていたなんて、、、
全然気づいていませんでしたから。。。
左の方の白いのは、工事中に石灰?をこぼしてしまったからなのだそうで、、、
その作業に加わっている人たちが、粉をかぶって全身真っ白になってたり。
その奥のレンガ色の縦のすじも、レンガを上に引き上げた時に
ついたあとだったり。。。
塔の中に、天蓋がある部屋があったり、教会があったり。。。
今まで全然、知らなかった!
塔の色のグラデーションが綺麗だなぁ。。。とか、
私が想像するバベルの塔とは、形が違うなぁ。。。とか。
そんな印象しか持っていなかったのですが、、、
今日、色々知って、、、そんな緻密な絵だったのか。。。
・・・と、驚きました。
ブリューゲルの他に、ヒエロニムス・ボスの絵もあり、、、
ふたりの白黒の版画もたくさん展示されていました。
ボスの版画と言っても、ここに来ていたのは、
ほとんどが他の画家が描いた、ボスの模写でしたが。。。
ブリューゲルのは、本人のでした。
ただ、、、その版画を観ていたら、以前観た、
ゴヤの『ロス・カプリーチョス』という版画の連作を思い出して。。。
ゴヤほど気持ち悪くはなかったので、観るには観れたけど。。。
な~んかシュールというか、世の中を斜めに見ているような。。。
ヨーロッパの人特有のシニカルさ、、、というか。。。
なんとなく、そんなものを感じたりしました。
公式サイトに、ああいった絵のモンスターを可愛いと思うか、
それとも薄気味悪いと思うか。みたいなことが書いてありましたが、、、
私には、、、薄気味悪く映りました。
どこかに闇を抱えていそうな感じ。。。みたいな。
薄気味悪いのも、実は嫌いじゃないのですが、、、
ボスとかブリューゲルのそれは、、、私が好きな気味悪さとは、
ちょっと何かがずれているような感じがしました。
ヒエロニムス・ボスと言えば、、、今日はこんな絵もありました。

これは、『放浪者』というタイトルなのだそうですが。。。
この絵を観た瞬間、タロットの「愚者」のカードを思い出しました。。。

面白いなと思ったのは、、、
『放浪者』の絵の旅人は、後ろを振り返っていたこと。。。
この絵に描かれている、白鳥の絵の看板がある家は、
「娼館」なのだそうです。
なんだか、、、流れが流れだけに、「娼館」という言葉に、
妙に反応してしまったりもしましたが(苦笑)
どうして「白鳥」が、「娼館」の目印なのだろう???と、
そんなことを考えていたら、ふと思ったのです。
例えば、この絵の『娼館』が、「俗世」を象徴していると考えると、、、
この旅人はまだ、、、そっちに未練があったりするのだろうな。。。と。
タロットの愚者のカードに描かれている旅人は、、、
後ろを振り返るどころか、天を見つめているので。。。
彼はもう完全に、この道を進むと決意して、、、
ファースト・ソースに戻る道を歩き始めているのだろうな。と。
そんなことを思ったのでした。
ボスのこの絵は、、、
密かにタロットのパロディだったりするのかしら?
ボスだったら、そういうことやりそうだなぁ。。。(笑)