
ジェームズは、
「ウイングメーカーは現代の神話である」
と言っていました。
そもそも、神話とは何であるのか?
・・・ということを、ちゃんと理解していなければ、
ジェームズの言っていることもまた、
真に理解することは、難しいだろうと思います。
昔、私のカバラの先生の師匠であったユダヤ人ラビの方が、
「占星術とタロットは、カバラの二人の娘である」
と言っていました。
もちろん、占星術やタロットの歴史をよくよく勉強してみれば、
そのふたつの体系がカバラから生まれたのではない。。。
ということは分るのですが。
おそらく、そのラビも「メタファー」を使って
話していたのだろうと思います。
彼が言ったことを、言葉の額面通り、、、
ただそのまま鵜呑みにしたら、
「占星術が生まれたのはカバラよりも先じゃないか~」とか、
「タロットとカバラが結び付けられたのは、
もっとあとになってからじゃないか~」
「それは間違ってる。うそつきだ~~~」
・・・みたいな反応しか出来ないと思いますが、、、
もっと耳を澄ませて、その言葉の裏にある囁きを聞きとれば、
「なるほどね。。。」と。
そういうことにも気づけるはずです。
マスターの語ることが、時に矛盾だらけで混乱させられるのも、、、
そういうことです。
彼らは、物理的には真実ではないけれども、
それでも「リアルであるもの」については、いつも、
メタファーとか、たとえ話を使って話しますから。。。
なので彼らが話している、その言葉の真の意味を知るには、、、
自分自身がそこまで潜っていかない限りは、無理なんですね。
占星術もタロットも、そしてカバラも。。。
その深いところに共通しているものがあって、、、
その体系が語っているもの、説明しているものは、
私たちが、ファースト・ソースに戻るまでに辿る道のりなのです。
そこにはその、「元型的な旅の風景」が描かれているということ。
「目に見える部分」では、、、
そこには、多種多様なコースがあるのです。
Aコース、Bコース、Cコースと、、、
実際に辿っていく道は違ったりするし、そのコースの数はおそらく、
人の数と同じくらい、たくさんあります。
けれども、その多種多様なコースの基本的な構造。。。
それは、みんな同じなのです。
それが、「旅の元型的な風景」。。。
たとえばカバラでは、その道を「生命の樹」を使って説明したりするのですが、
それを、「物語」として描いているのが、
神話なんですね。。。
ファーストソースへと還る旅の元型的な風景。。。
「意識の成長の物語」です。
最近、あるキッカケがあって読み返している
ジョセフ・キャンベルの本。
もしかしてジェームズは、ジョセフ・キャンベルの話に
触発されたりしたのかな?なんて。
そんな感じもしたりして。
少し、抜粋です。
神話は歌です。
それは、肉体のエネルギーによって生気を吹き込まれた、
想像力の歌です。(中略)
神話の主要なモチーフはみな同じだし、昔から同じだったのです。
あなた自身の神話を見つけようと思ったら、どういう社会に属しているかを
知ることが肝心です。
あらゆる神話は、限界領域内の特定の社会で育ってきました。
それからそれは、他の神話と衝突し、相互関係を持ち、
やがて合体してより複雑な神話になるのです。
でも、現代は境界線がありません。
今日価値を持つ唯一の神話は地球というこの惑星の神話ですが、
私達はまだそういう神話を持っていない。
~『神話の力』ジョーゼフ・キャンベル ~
やっぱり、「読書」っていいですね。
その道にすべての情熱を注いできた人の話すお話というのは、、、
どこかにズッシリとした深みがあって、心地よいです。。。
最近、めっきり読書をしていませんでしたが、、、
また、いろんな本を読んでいきたいな。。。と。
そんな気持ちにさせられました。