チャオ!【ドッグライフデザイン アプリシエ】
アロマ&ドッグマッサージセラピストの櫻井裕子です。
老犬になると出やすい前庭疾患。
亡くなる1か月前から香蓮ねぇさんもてんかん発作を繰り返していた後に発症して、
認知症みたいな症状もあったと思いますが、
・同じところをグルグル旋回して転倒する。
・支えていないと立っていられない。
・前にしか進めなくなって狭いところに頭を突っ込んで出られなくなる。
・食欲が落ちる
・首があらぬ方向に傾く
・右側の脚が突っ張ってたためない
・夜鳴きをする
・昼間に運動して体を使わないと昼夜逆転する。
・反射がなくなって、抱っこして床に足裏を地面に付けようとしても脚が出ない。
(階段が登れない、転ぶと顔から落ちて歯が折れた!ということもありました。)
・失禁する
という症状がありました。
はじまりは昨年の夏頃におトイレの失敗が多くなったこと。
最初は理由がわからなかったので、「誰がここでしたの!!」と叱っていました。
おトイレの失敗が増えてきたら脳の病気のサインかもしれないので、気を付けて見てあげてください。
香蓮の場合は体のバランス感覚や四肢の動き・姿勢・歩行の調整を司る小脳や呼吸や嚥下(えんげ)など生命維持に不可欠な機能を司る延髄の部分になにかしらトラブルが発生していたようです。
病気になってからの香蓮はいつもニカっ!と笑っていました。
てんかん発作が出た直後に広島の尾道に出張に行った時
亡くなる10日くらい前に点滴の薬が効いて奇跡的にふらつかずに歩けるようになった時の様子
オスワリができた最後の写真
そんな香蓮によく似ているとお互いの飼い主が思っている岡山県在住のライムくん。
私のセミナーでマッサージを学んでくれたこともあるライムくんが、前庭疾患になりました。
私の介護の経験からアドバイスさせていただいて、とりあえず私の著書の首のマッサージページを実践していただくようにお伝えしました。
マッサージを開始してまだ数日しか経っていないのに、お首の傾きが改善❗
こういうワンちゃんに届いて欲しいので、本を出して本当に良かった❗
斜頚が始まってからすぐにメンテナンスドッグマッサージ®️を実践していただいた飼い主さんから嬉しいご報告が相次いでいます。
普段からマッサージの習慣があるワンちゃんも、斜頚の症状が出ても首が傾きにくいようです。
香蓮ねぇさんは首の筋肉が柔らかすぎて逆に首が座らないほどでした。
首が後ろに倒れてしまい、右の前肢が突っ張る症状が出ていた頃。(亡くなる2週間くらい前)
車に乗っていると後ろにひっくり返ってしまうので、このままの姿勢で乗車していました。
前庭疾患で首がまっすぐにならないワンちゃんには100円ショップや3コインズに売っている
トラベル用の枕が役に立ちますよ。
寝相が普通のときと違うので、時には足枕としても活用。本当に便利でした。
前庭疾患の斜頸でお悩みの飼い主さんがいらっしゃったら、症状が出た日から1日でも早く首のマッサージを開始することをおすすめします。
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メンテナンスドッグマッサージは、犬の解剖学に基づく基礎知識の上に成り立っているマッサージです。
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普通のケースであれば10秒以内に、カチカチにこり固まった筋肉が柔らかな筋肉に戻るのを実感できます。
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