:日本の法律ではアロマが「雑貨」扱いとなるため、効果効能を謳うことはできません。
ブログでは、アロマについての知識を深める目的の為、過去発表された論文内容をご紹介しております。)


福岡県立大学看護学部の論文より、精油ティートリー大腸菌、表皮ブドウ球菌、黄色ブドウ球菌に対して抗菌効果の反応があったことを発表している。


[研究内容の詳細]
研究に持ちいた精油:①ティートリー、②ラベンダー、③ローズマリー、④レモン、⑤ホホバオイル

理由:①皮膚など人体に常在している最近に対し抗菌効果があると一般的に言われていること、②知名度が高いこと、③比較的安価であること

対象細菌:①大腸菌、②表皮ブドウ球菌、③黄色ブドウ球菌

理由:ヒトに常在し、健常者に対し病原性に低く、一般に知られている細菌3種

実験方法:細菌学でよく用いられる「阻止円」を形成させる方法



<結果(阻止円の大きさ)>
・大腸菌
①抗生物質KM:27±1(効果あり)
②抗生物質ABPC:26±1(効果あり)
③ラベンダー:検出できず(効果なし)
④ホホバオイル:検出できず(効果なし)
ティートリー:19±1(効果あり)
⑥ローズマリー:検出できず(効果なし)
⑦レモン:検出できず(効果なし)

・表皮ブドウ球菌
①抗生物質KM:19±2
②抗生物質ABPC:21±2
ラベンダー:15±1
④ホホバオイル:検出できず
ティートリー:14±1
⑥ローズマリー:検出できず
⑦レモン:検出できず

・黄色ブドウ球菌
①抗生物質KM:14±1
②抗生物質ABPC:19±2
ラベンダー:11±0
④ホホバオイル:検出できず
ティートリー:11±0
⑥ローズマリー:検出できず
⑦レモン:検出できず

★すべての精油が必ずしも抗菌効果を持っているわけではないこと

☆たとえ抗菌効果をもつ精油であっても、細菌の種類によってはその抗菌効果が異なること


<参考研究内容>
★抗生物質の頻用は新たな薬剤耐性細菌を生み、多剤耐性細菌の発生という危険性を生む。それに対し、ティートリーなどは、抗生物質と同じように抗菌効果をもつにもかかわらず、薬剤耐性細菌が出現しにくいと言われている(Carson, Hammer, Riley, 2006)
☆ティートリーは抗菌効果が高く、免疫力を高めると述べている(安斎,2003)

<医学用語>
・KM→カナマイシン(坑結核菌作用のあるもの)
・ABPC→アンピシリン(ペニシリン系抗生物質)
・耐性→病原菌などが一定の薬物に対して示す抵抗力

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