2013年1月 お世話になったその方は天国に召されました。

その方とは、
いつも明るく冗談ばかり仰って場を和ませてくださる知人女性でした。

2012年9月、突然の知らせ。

「すい臓がんになったって。余命が3ヶ月だって。」と。
ショックというよりも、「冗談でしょう。きっとおばさんのことだからすぐに治る病気でしょう。」と信じられない気持ちでした。

50代女性、病名はすい臓がん。

20年ぶりの再会。頭の中をよぎる様々な想い。
まずは、、、どうしよう。「お見舞いに持っていくもの」。

病院や病気によりお見舞い品に制限があります。
お見舞いに持ってきてほしい物や、持ってこられて迷惑な物、人によって異なります。
毎日悩み、街へ出てお見舞いの品を探す日々。

とある日、家にある好きなアロマオイルで、むくんだ足をマッサージしていた時に気づきました。

入院している患者さんも足のむくみや入院生活の疲れで辛いだろうな・・・。

そして、思いつきました。

アロマオイルを持っていき、その方の好きな匂いがあったらそれでマッサージさせていただこう。お話もできるし、入院生活の気分転換につなげられるかも。

マッサージによる心地よさやむくみケアにつながることは勿論のこと、アロマオイルを選ぶ楽しさや、病院独特の臭いがまぎれ、病気のことや今後のことなど入院生活のストレスから少しでも開放される時間につながることを願いました。

お見舞い当日、その方はパジャマで下の階までお迎えに来てくださっていました。
点滴も無く、元気な笑顔で、スタスタと歩いて迎えてくださりました。
病気とは思えないほど元気な姿でした。

「こーんなに元気なのに入院してなきゃいけなくって。早く家に帰りたいのよ。」と仰り、その方らしい姿にホッとしました。

幼少期にお世話になったことを感謝し、お見舞いの品を渡しました。
アロマやマッサージは未経験のその方に、数種類のアロマオイルについて説明をしました。

香りも見た目もマッサージも楽しんでくださり、「マッサージなんて初めて!こんなに気持ちいいんだー。」と喜んでくださいました。

その後、次にお会いする約束をして、お別れをしました。
次のお約束は果たせることなく、逝かれました。

2015年1月
足のむくみが辛いと感じている方、病気との闘いに頑張っている方に「おもてなし看護」を届けたい
と杏美株式会社(旧:アロマ看護ケア(株))を立ち上げました。

おばさん、ありがとう。




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杏美株式会社
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