2月25日は カトリックカレンダーでいう

灰の水曜日


神父様より

「あなたは塵から生まれ塵に還るのです」と

灰を額に十字架につけていただきました。


人間は所詮 塵のような存在

その貧しさを知り 謙虚に生きよ

ということでしょう。


いよいよ 四旬節のはじまりです。


40日間の間

祈りと節制と愛のある行動が求められます。


具体的に言えば

感謝と懺悔の気持ちと

断食

奉仕、献金です。


今年は4月12日が復活祭ですので

それまで 恒例の 断酒期間となります。


そうです。1年の中で 一番 長い断酒期間です。

40日間といっても 日曜日は含みませんので

6週間と4日・・・・って数えてどうする。


でも私にとっては 自分を見直す大切な時間です。


断酒=夜の時間があく=自由になる


いつの間にか

お酒を飲むことに囚われていた自分に気づくのです。

とにかく飲んでから

飲むと忘れる 

飲んでしまうと 1日が強制終了。


食べ物も節制します。

甘いもの、油物、過度の炭水化物、など

ダイエットではないのですが

いわゆる 嗜好品やぜいたく品は極力避けること。


何をたべたい とか 何食べようかと

物に囚われない。



マタイ福音 


6:25 それだから、あなたがたに言っておく。

何を食べようか、何を飲もうかと、自分の命のことで思いわずらい、

何を着ようかと自分のからだのことで思いわずらうな。

命は食物にまさり、からだは着物にまさるではないか。

6:26 空の鳥を見るがよい。まくことも、刈ることもせず、

倉に取りいれることもしない。

それだのに、あなたがたの天の父は彼らを養っていて下さる。

あなたがたは彼らよりも、はるかにすぐれた者ではないか。

6:27 あなたがたのうち、だれが思いわずらったからとて、

自分の寿命をわずかでも延ばすことができようか。


6:31 だから、何を食べようか、何を飲もうか、

あるいは何を着ようかと言って思いわずらうな。

6:32 これらのものはみな、異邦人が切に求めているものである。

あなたがたの天の父は、これらのものが、

ことごとくあなたがたに必要であることをご存じである。

6:33 まず神の国と神の義とを求めなさい。そうすれば、

これらのものは、すべて添えて与えられるであろう。

6:34 だから、あすのことを思いわずらうな。

あすのことは、あす自身が思いわずらうであろう。

一日の苦労は、その日一日だけで十分である。


いろいろなことに囚われる前に

まず 与えられたものを素直に受け取ること。


明日のことを思い煩う前に

今日与えられた1日に感謝して

精一杯生きること。


シンプルにシンプルに・・・・


と思いつつ

煩悩や欲望にとらわれたり

不満や悪態をついたり

きっと いやな自分に向き合うに違いありません。


考えたくないこと

見たくないこと

深く追求したくないこと

いつもは お酒で紛らわしていたこと


四旬節では逃げられませんから。

逃げないで とことん 自分をみつめる。

結構しんどいです。


そうやって 心の贅肉をおとし

(体の贅肉もおちますように)

偏見や思い込みの兜をぬいで

重くなった古い鎧をぬぎすてて生まれ変わる。


365日の9分の1、

生まれ変わって 皆さまにおあいできるでしょうか?