今日はセラピスト勉強会(APU 会員は随時募集中)
本日の講師は東京療術学院で講師も務めていらっしゃいます東雪子先生。アロマやハーブが日本に上陸して間もないころから勉強を重ねてきていらっしゃる先生です。
テーマは体質学。ドイツの医学者クレッチマーの「性格の体質学基礎」に基づき、日本の植物療法の祖とも言われる末富仁先生が、日本人について研究し、植物療法の効果的な活用についてまとめられた体質学です。
私たちには、持って生まれた体質というのがあります。
東洋医学で言うと、先天の精というもの。
ここで大まかな体質を知ることで、起こりがちな心身の不調傾向を把握して、どのように予防や手当をしていくか。また、そのような体質のクライアントさんに対して、どのような態度で接していくとよいのか?考えます。
まず、基本となる3つの体質について、それぞれの胚葉がどの器官に発達して、最も発達するとどのようなタイプになるのか、超ざっくりとまとめますね。
外胚葉
体の内部を保護する器官と外部からの情報を集める器官。
皮膚や神経系。
神経が細やかで、感受性が敏感なやせタイプとなります。
中胚葉
骨、筋肉、血管などと生殖器系
筋肉や骨格が発達した動くことが得意ながっちりタイプ
内胚葉
消化器官と呼吸器官
栄養を効率的に吸収するぽっちゃりタイプ
典型的な体系が、こんな感じで全く異なります。
本日の講座は、時間の関係でこの3つについて学びますが、末富仁先生はここから更に36タイプに分類しているとか
まずは、自分の体質をチェックします
ワタクシ、顕著に外胚葉タイプでしたただ、中胚葉の要素も大いにあり、内胚葉の要素も持ってます。人によって私のように顕著に出るタイプもあれば、中間タイプでどの要素も均等に持ち合わせていたりと、ありますね。
では、その外胚葉がどのようなタイプかというと・・・
細く、長く、きゃしゃな印象のモデルタイプ。骨は細いが筋肉、脂肪もないので骨ばって見える。典型的な有名人はオードリーヘップバーン(注:私がそうとは言ってません・笑)
私が納得したのが体幹の骨の造りですね。なで肩、長い胴お尻の上の脂肪が少なく下垂気味こぶりな胸
で、外胚葉タイプの人はこのような骨格なので、
狭い胸郭に納められている心臓は滴状で、拍出パワーが弱め。
肺も平均より細長く呼吸が浅く酸性体質になりやすい。
人混みが苦手で動悸や息切れがしやすい。
消化器も下垂気味なので活動が停滞しやすく、たくさん食べる割に消化が悪い。
(太りにくい。痩せの大食い)
消化器が弱いので、血糖値が下がりやすい。
これ、意外な印象を持たれるかもしれませんが、本来私が持っているウィークポイントです。
ちなみにぽっちゃりタイプの内胚葉タイプの人は、消化器が強いので、少しの栄養でも吸収されやすい特徴が。燃費がいいのですねなので、外胚葉の人ほど食べていないのに、太りやすいのだそうです
例えば内胚葉タイプは、色白で透明感がある肌という特徴があります。若い時に外胚葉タイプの体格でも色白さんは内胚葉の要素を持っているので、加齢とともに太ってくる傾向にあるのだとか面白いですねただ、3つの体質の中では一番グラマラスなボンキュッボッです。
筋肉質の中胚葉タイプの人は、エネルギッシュでタフ。運動能力が高く、動きまわっている方が体調管理がうまくできるそうです。これ、私も持ち合わせている体質ですね。先天的にもある要素ですが、どちらかというと後天的に獲得したという印象が自分の中では強いです。
このタイプは姿勢も良く、歳を重ねてもシルエットの変化が少なく老化しにくいタイプだそうです。筋肉を維持するためにも食事の量は減らさず、運動を続けるといいのですが、逆に無理なダイエットをすると顔の肉が落ちて老け顔になりやすいので注意が必要なのだとか
このように、それぞれのタイプが持ち合わせている特徴から陥りやすい身体トラブルを知った上で、健康管理に気をつけていきたい点を教えていただきました。
精油は陰陽五行の観点でそれぞれのタイプに当てはめてみます。
かなり、面白いです
そして、それぞれのタイプ別の、性格の特徴も興味深かったですね~
ワタクシが体型で強く出ていた外胚葉の性格は、分裂気質と言われていて、更に、無感動型と敏感型に分かれます
無感動型は、ズバリ、オタク自分の感心事だけに執着する。人の意見に耳を貸さない。失敗すると内に引きこもり、関わった相手を敵視!!など、納得する点、そうでもない点があり。
一方の敏感型は、自意識過剰、自己演出、虚栄心が旺盛でプライド高し。気分は複雑で予測不能!!学歴は高いが中身がない・・・
対応としては婉曲話法が効果的だとか。例えば欠点や間違いの直接指摘は危険で(笑)、他の人の例などをあげて婉曲的に伝えるといいそうです。繊細だからね
中胚葉タイプの性格は、突然爆発する緊張病型。まじめで粘り強い冷静沈着タイプですが、ギリギリまで頑張ってしまうし、ノーも言えないのである日突然爆発そして、爆発すると自己抑制が効かなくなる傾向が。
う~ん、性格は、どちらかというと中胚葉の方が納得かも。
中胚葉タイプには理論的な話の展開が効果的ですって
最後に内胚葉タイプ。循環気質で、いつも明るく社交的な明朗型と、何事にも慎重でゆったり構える抑うつ型に分かれます。
外胚葉タイプには婉曲話法が効果的でしたが、こちらの明朗型は間違いや欠点の指摘はダイレクトの方が伝わるそうです婉曲だと伝わらず(笑)、冗談まじりでストレートに言ってしまった方がいいそうですよ。
あ~面白い
東先生は、精油の五行の仕分けも、独自の観点で研究されていらして、これがまた、合理的な観点なんです凄い和精油にも精通されていて、沢山のヒントをいただきました。私も自分なりに、もう一度整理してみよう
それにしても、持って生まれた要素というのは、大きいですよね。その特徴を踏まえたうえで、どのような環境で暮らして、どのような生活を送るか。いわゆる後天の精をどうするかというところ。これからクライアントさんと接する上で、また新たな観点が加わった感じですヲタ、また燃えてきちゃった(笑)
楽しい講義に感謝です。お客さまにも少しずつ還元していきますね~
最後に、廃版になっているそうですが、末富仁先生の著書、ご紹介します。ちょっと見させてもらいましたが、なかなか面白いです
- ハーブ健康法―/主婦と生活社
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欲しいものリストに入れてます。欲しいなぁ~
↓こちらは、末富仁先生の体質学を基に書かれた本だそうです。
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サッと見た感じでは、ハーブの初心者でも見やすい感じでしたよ。
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