ネロリ

ネロリ　Citrus aurantium

　　　　　　　（ミカン）　（橙・aurum=黄金、aurora=オーロラ）

科：ミカン科

ノート：ミドル

抽出部位：花

抽出方法：水蒸気蒸留法

主成分：リナロール・ゲラニオール・αーテルピネオール（モノテルペンアルコール類＝抗菌作用、抗真菌作用、抗ウイルス作用、免疫調整作用、神経強壮作用）、酢酸リナリル（エステル類）

五行：火（木）

使用頻度：　★★★

スキンケア：★★★

ビターオレンジ（橙）の花からとれた精油です。

これは向いのお宅にある、橙と思われる木の花。初夏の開花時は、我が家にも芳しい香りが舞い込んできます。精油は開花したばかりの花しか使わず抽油するため、大量に収油するのが困難なため、大変高価なオイルのひとつです。

ほろ苦く清楚な香りは、大人の女性に大人気の香りです。男性にももちろん人気があります。日本人は、みかんの花の香りに親しみがあるのかもしれませんね。

古い角質の剥離（ピーリング）を穏やかに促し、新しい細胞の成長を促す細胞成長促進作用があり、皮膚弾力の回復、収斂作用があることから、スキンケアには欠かせない精油です。私はネロリと、その時の肌質にあった植物油で作った美容液に、よ～くお世話になるため、使用頻度を★３つにしました。

お肌には、妊娠線の予防、回復や（カレンデュラオイルやアボカドオイルへの希釈がお勧め！）、かゆみを抑える目的での使用も人気です。

ネロリはイタリアのネロラ公国の皇妃、アンナ・マリアから由来したと言われています。皇妃は大変さびしい思いをしていたとも言われています。城の周りに植えてあるビターオレンジの花の香りをとても気に入っていたようですが、ネロリの精神慰撫作用はこの逸話に由来しているのかもしれません。皇妃は、この花からとれた精油を皮の手袋につけて愛用していたと言われていることから、この精油名がついたと言われています。

神経バランス回復作用、抗不安作用、催眠作用などがあり、精神的にバランスを崩したときに、お勧めの精油です。気持ちを穏やかに明るく持ち上げると同時に、グラウディングも助けます。

私のクライアントさんの中でも、仕事でキツイときも、ネロリがあれば眠れる！と仰る方が多いです。お値段は張る精油ですが、とても人気がある精油のひとつです。

プラナロム ネロリ 5ml

￥16,800

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