こんにちは

 
「戦う男のストレスをアロマで癒す専門家」
【ミスターアロマ】の星野知子です。
 
先日ご紹介した
「タイム」の
 
ギリシャ神話にまつわる
誕生エピソードを
ご紹介しますね。



“世界三大美女”は誰?

そういうと

クレオパトラ、楊貴妃、小野小町

がよくきく答えだと思います。


実は
この“小野小町”

日本だけの答えなんだそうです。


世界的には

クレオパトラ、楊貴妃、ヘレネ

の3人が一般的なんですって!


 
ギリシャ神話に登場する

絶世の美女
ヘレネ(ヘレネー、ヘレン)


彼女の涙が

「タイム」になった

というエピソードです。

ヘレネ
 
写真出典


このヘレネ


表向きは

スパルタ王テュンダレオースと

王妃レーダー(レダー)の娘

となっていますが


実父は天空神ゼウスなのです。


天空神ゼウスが

スパルタ王妃レーダーに生ませた半神

といわれています。


スパルタ王テュンダレオース

妻であったレーダー(レダ)

に恋したゼウスは

(ゼウスには

ヘーラーという正妻が

いましたが、とにかく女好き)


白鳥に変身し

鷹に追われるふりをして

レーダーの腕に隠れ


レーダーは

白鳥がゼウスとは気づかず

それを拒まなかったところ


ゼウスが正体を現し

レーダーを誘惑し

2人は結ばれたんだそう。


ゼウスが

白鳥の姿で誘惑したため


ヘレネ達は

“卵から産まれた”といわれています。

 

レーダーは2つの卵を産み 

1つの卵からは

ヘレネと姉のクリュタイムネーストラー


もう1つの卵からは

兄達のカストールとポリュデウケースが

(二人合わせて

ディオスクーロイとも呼ばれる)

が生まれたんだそう。


ヘレネとポリュデウケースは

ゼウスとの子で


クリュタイムネーストラーと

カストールが

テュンダレオースとの子なんだとか。


ややこしいですね!(笑)



また

ヘレネの実母は

復讐の女神ネメシスという説も

あります。


もともと

ヘレネは

スパルタで信仰された

樹木崇拝に関わる女神だった

ともいわれています。



ギリシャ中の

男性の憧れの的ヘレネは 

さながら

かぐや姫のよう。


ヘレネと結婚したがる

求婚者が

ギリシャ中から

集まってきたそうです。


彼女が誰を選ぶか決める前に

求婚者の一人オデュッセウスが


「結婚後も彼女をあらゆる危害から守り

必要とあれば戦いをも辞さぬ」

という提案をした。


という説と


ヘレネーの義父テュンダレオースが

彼らの中の

誰を結婚相手に選んでも

それ以外の男たちの

恨みを買う恐れがあるため


あらかじめ

「誰が選ばれるにしても

その男が困難な状況に陥った場合には

全員がその男を助ける」

という約束をさせた。


という説があるようです。


 

ヘレネは

ギリシアで最も繁栄していた

ミュケナイの王アガメムノンの弟である

ギリシアで最も裕福なメネラオスを

夫に選びました。


なかなか打算的な

女性だったのかも

しれません。



そして

メネラオスとの間に

娘ヘルミオネ

(英語読みするとハーマイオニー)

をもうけ

幸せに暮らしていました。

 

やがてスパルタ王妃となります。



ある時

トロイア(イーリオス、トロイ)

の王子パリスが

兄ヘクトール(ヘクトル)と

スパルタを訪れます。


メネラオスが留守中だったため

接待はヘレネに任されました。


メネラオスに代わって

ヘレナが

パリス一行を迎える準備を終えた時


ヘレネの夢の中に

美の女神アフロディーテが現れました。


そして

「パリスこそが夫になる男である」 

と告げます。


これには

伏線のエピソードがあります。



ぺーレウスと

アキレウスの母テティスの結婚式の時

すべての神々が

招待されたそうです。


ただ唯一

争いの女神エリスだけが

招かれませんでした。



怒った女神は


「一番美しい女神へ」


というメモをつけた

1個の黄金のリンゴを

宴の間に投げ入れました。


ゼウスの妻ヘーラー

美の女神アフロディーテ

知恵の女神アテーナは


それぞれ

「黄金のリンゴは私のもの」

と主張しました。


ゼウスは

この厄介な審判を

自分でくだすのをさけ


イーデー山で

羊飼いをしている

美しい青年パリスに任せたのです。


パリスは

トロイアの第2王子として

生まれましたが


“将来トロイアを滅ぼす原因になる”

という不吉な予言のせいで

国から追放されていました。


アテーナーは

「戦場での誉れと名声」を

ヘーラーは

「権力と富み」を

アフロディーテは

「人間の中で1番美しい女性」を


パリスに約束し


それぞれ

自分に有利な審判を

してもらおうとしました。


パリスは

ためらうことなく


アフロディーテに

黄金のリンゴを渡しました。

 

パリスの審判
 
写真出典


その審判の代償

「人間の中で1番美しい女性」

こそが

ヘレネだったのです。


ヘレネ

写真出典


王子として

トロイアに戻っていたパリスは


兄へクトールと共に

ギリシャとの協定を結ぶために

スパルタにやってきたのですが


※アフロディーテに指示され

最初から

ヘレネ拉致のために

スパルタに向かった説もあり



ヘレネを一目見て

アフロディーテとの約束を思い出し

ヘレネに一目惚れします。


アフロディーテのサポートもあり

ヘレネもパリスに惹かれます。


ヘレネとパリスを くっつけようとする
アフロディーテとキューピッド

写真出典


2人は

恋に落ちてしまいます。


パリスとヘレネ
 
写真出典


パリスは外交そっちのけで

ヘレネをトロイアの船に隠し

拉致してしまいました。


拉致されるヘレネ

写真出典


ヘレネも

合意のもと

娘ヘルミオネーを捨てて

パリスに

ついていった


という説もあります。




途中で

ヘレネを隠していることに気づいた

誠実な兄へクトールは激怒しましたが

もう後戻りはできません。

 

パリスを非難するヘクトール
 
写真出典


パリスには

オイノーネーという

妻がいたのですが

彼女を追い出して

ヘレネを妻にしてしまいました。



ヘレネをパリスに奪われ

怒ったメネラオスは

兄のアガメムノンに相談します。


アガメムノンは

元々

トロイアと戦争を

したいと思っていました。


その為

トロイア攻撃の

大義名分ができたので


ギリシャ各国の軍を集結させ

その連合軍の総大将として

トロイア遠征を決定します。



メネラオスは

ギリシャ中の

元ヘレネの求婚者たちに


ヘレネ奪回のための

協力を求めました。


「誰が選ばれるにしても

その男が困難な状況に陥った場合には

全員がその男を助ける」


という約束があったので


元求婚者たちは皆

ヘレネを奪回すべく

軍に加わり

トロイアへ向けて出征します。



こうして

トロイア(トロイ)戦争が勃発したのです。



トロイア軍の中では


ヘレネを返して

ギリシア勢に引き上げてもらおう!


という提案も出ましたが


パリスが

断固として反対したそうです。



パリスの審判の時


美女選びに負けたヘーラーとアテナは

ギリシャ勢に味方しました。


アフロディーテは

トロイア勢の味方をし


女神たちが

神々をけしかけたりで


戦争は

無駄に長引きました。




結局

なんのための戦いか

わからなくなるくらい


10年もの

長い戦争になります。




やがて

ヘクトールが死に


パリスも


遅れてやってきた

ピロクテテスの

ヘラクレスの弓矢が刺さり

瀕死の重症を負います。


その傷を治せるのは

昔捨てた妻

オイノーネーだけでした。


その為

パリスはイーデー山にいき

オイノーネーに助けを求めます。


しかし

オイノーネーに拒絶され


仕方なく

トロイアに戻る途中で 

息絶えたそうです。



パリスが命を落とした時


ヘレネの流した

たくさんの涙から

「タイム」が作られた。



これが

「タイム」の

誕生エピソードです。



ちなみに

パリスの死後


パリスの弟のヘレノスと

デーイポポスが

ヘレネをめぐって争いをおこし


ヘレネはなんと

デーイポボスの妻になったのでした!


ヘレノスは

弟にヘレネを奪われたことを恨み

戦いに参加するのをやめて

市外に逃れたそうです。


その後ヘレノスは

オデュッセウスに捕まって説得され

ギリシア勢に味方することになりました。


ヘレノスは

実は予言能力があり


“トロイア陥落に必要な条件”を

ギリシャ勢に教え


その滅亡を導いた

といわれています。


有名な“トロイの木馬”作戦です。



写真出典


トロイア陥落の際

その“トロイの木馬”の中に潜み

メネラオスは

トロイアの城内に入り込みました。


そして

デーイポボスの館に駆けつけ

デーイポボスを殺しました。


そして

ヘレネも殺そうとしました。


しかし

まだヘレネのことを

好きだったメネラオスは


ヘレネを

殺すことができません。


なんと

ヘレネを許し

スパルタに連れ帰ったのです。



※実はヘレネはトロイアではなく

エジプトにいたという説もあり。


※トロイアからの帰途

暴風に襲われ

エジプトに漂着し

8年かけて祖国に帰った

という説も。




後日談は


ヘレネは

かっての求婚者たちの許しを得て

再びスパルタの王妃として

平穏に暮らした。


というものと


アガメムノンの息子

オレステースによって殺された

という説があります。



オレステースは

密通の果てに

愛人と共に

夫アガメムノンを殺した


母クリュタイムネーストラーを

自らの手で殺し


叔母であるヘレネも


「父アガメムノンを

10年に及ぶ戦争に連れ出し

家族崩壊の原因を作った不義の女」


として

殺したという説です。





相変わらず

ギリシャ神話は

ドロドロしてますねーー。

 

爽やかな
「タイム」精油の誕生の裏に
こんな愛想劇があったなんて!





それにしても



ヘレネ
モテモテーー!!
(羨ましいー!!)




ところで
ギリシャ神話

登場人物が多いわ
名前がややこしいわ
関係が複雑すぎーー

ですよね?!


こんな
相関図イラストを見つけました。


写真参照

この方の
本も購入してみました。




イラスト入りで
わかりやすいです。


トロイア戦争関係者
「あなたは誰タイプ?」
チャートなどという
楽しいおまけも


ちなみに私は
「ゼウス」タイプでした。

まわりに引かれるほどの
好色?!




更に
余談ですが

トロイア戦争を題材にした映画は
過去何度か撮られております。

2004年に公開された
アメリカ映画「TROY」では

パリス役を
オーランド・ブルーム
ヘクトール役を
エリック・バナ

ブラピも
「俊足のアキレウス」役で
出演しており

なかなかの豪華キャスト!

&CG特撮などで
迫力ある作品になっております。


写真参照

よかったら
観てみてくださいね。


「タイム」誕生のエピソードは
でてこなかったかも??


※ギリシャ神話は諸説あります。
※実際はもっと長いエピソードですが
あまり関係のないところはカットしました。
※名前の読み方もたくさんあるので
一般的な名前を表記しました。
ご了承くださいませ。
 

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