(1)ブリックスアンドモルタル産駒は期待の割にはイマイチ
サンデーサイレンスの再来
こんな鳴り物入りで種牡馬デビューしたブリックスアンドモルタルであるが、(6月23日終了時点)現在リーディングの35位。
JRAの重賞優勝はゴンバデカーブース(牡、1サウジアラビアRC(G3) )の1勝のみという、寂しい結果となっている。
芝が27勝、ダートが9勝。
地方の重賞ではあるが、イーグルノワール(牡)が兵庫ジュニアグランプリ(JpnII)をアンモシエラ(メス)がブルーバードC(JpnIII)をそれぞれ勝っている。
産駒は芝のマイルから1800mあたりを得意としているが、マイルのスピードとためを利かせた瞬発力といった点で、サンデーサイレンス―系産駒に太刀打ちできる決め手に欠く印象を受ける。
だから、イーグルノワールの例に見られるように、今後はダートに活路を見出す産駒が現れるものと予測している。
(2)ブリックスアンドモルタル産駒はダートの重・稍重が得意
ところで、ブリックスアンドモルタル産駒は湿った砂を得意としている。
中央ダート9勝のうち、重と稍重が5勝。
過半が湿ったダートでも勝ち鞍である。
イーグルノワール(牡)が勝った兵庫ジュニアグランプリの馬場も稍重だった。
なぜブリックスアンドモルタル産駒が湿った砂が得意か、というと理由は簡単。
モルタルは「セメントに水と砂を入れて練ったもの」だから。
水と砂はまさに、モルタルの主成分。
だから、湿った砂はお手のもの、というわけだ。
では、Bricks and Mortarアンドモルタル(Bricks and Mortar)のもう一方の「Bricks 」とは?
(3)名は体を表す
「Bricks 」は煉瓦(レンガ)という意味。
競馬場でレンガと言えば?
そう障害競走の障害で使われるのが、そのレンガである。
ブリックスアンドモルタル産駒は今のところ、障害競走での勝利はないが、これから平場で勝ちあぐねた馬が出たら、障害競走に転向する馬がボツボツと出てくることになる。
予言する。
障害競走で活躍するブリックスアンドモルタル産駒が今後は多く出てくるだろう。
それも、地方ではなく、レンガを使った中山競馬場等を得意とする馬が。
『名は体を表す』は、『名前にそのものの本当の姿が表れている』という意味だが、ブリックスアンドモルタル産駒こそ、これをよく体現している、と言わしめる日が来るに違いない。
って、断言していいのか。
すいません。
今日の記事はギャグです。
お許しを~~~