(1)レガレイラ、お疲れ様でした
今年(2024年)の日本ダービーが終わった。
ダノンデサイルの関係者、そして横山典弘騎手、おめでとうございます。
特に現役ジョッキー最年長(56歳)の優勝はJRAの記録更新とのこと。
ジジイの私の励みになりました。
応援したレガレイラは牡馬を相手に厳しい戦いを強いられました。
けれど、コスモキュランダ、シュガークン、シッスクペンスなどを抑えて5着。
掲示板に乗ったのは立派で、栄誉を称えたいと思います。
レガレイラには、本当にお疲れ様でした、と言いたいのが本音です。
夏にゆっくりと休んで、秋以降のさらなるステップアップに期待したいと思います。
(2)ジャステインミラノは距離が長かった
勝ったダノンデサイルはまったく予想外でした。
勝因はこれから分析したいと思います。
2着のジャステインミラノは前走の皐月賞で強い勝ち方をしたけれど、この馬がダービーを勝つイメージが湧きませんでした。
血統的に2400mは少し長い。
2000~2200mまでが適距離だというのが私の戦前の評価でした。
詳細はnoteブログで準備中の記事「(仮題)【血の凝縮と解放】社台&サンデー2024年募集選馬」にデータを添えて書く予定です。
(3)芝馬では米国型から欧州型へ
3着にシンエンペラーが入ったことは、2着のジャステインミラノと合わせて注目すべき出来事と考えます。
これは亀谷敬正も指摘していることですが、最近、府中の2400mで欧州系の血統の台頭が著しいという傾向があります。
社台・サンデーの選馬についても、従来はラヴズオンリーミーのような米国型の良血にディープインパクトなどのサンデーサイレンス系を掛け合わせた血統が人気を博し、レースでも結果を出してきたのですが、いつまでも過去の傾向にこわだっていては、当たり馬を引くことができないのではないかと思います。
ブリックスアンドモルタルの伸び悩みや、オークスでのハービンジャー産駒チェルヴィニアの優勝などを見ていると、種牡馬についても、同様の傾向が言えるのではないかと考えています。
今回ダービーで優勝したダノンデサイルは母系が典型的な米国型ですが、芝馬では、じわじわと欧州型が巻き返してきている、
こんな感触を大切にしながら、今年の選馬にあたりたいと思います。
※ジャステインミラノに代表されるオセアニア系もルーツから欧州型の亜種と考えています。亜種という言葉はコウさんからお借りしました。