皐月賞は1着ジャスティンミラノ、2着コスモキュランダ。

 

どちらもオセアニア母系の馬で決まった。

 

厳密に書くと、ジャスティンミラノの母父がオーストラリア産のExceed And Excel で、コスモキュランダの母がオーストラリア産サザンスピードということで、珍しいオーストラリア(オセアニア)母系の組み合わせとなった。

 

偶然だろう。

 

大方の読者のみなさんは、そう思われていることと思う。

 

ところが、4月28日(日曜日)の天皇賞の出走メンバーでおそらく一番人気に支持されるであろうドゥレッツァも、なんとなんとオーストラリア(オセアニア)母系なのである。

 

 

母のモアザンセイクリッドは、2013年のG1ニュージーランドオークスの勝ち馬。

 

ただ出走するだけならまだ偶然と片付けることができるだろう。

 

 

が、しかし。

 

ドゥレッツァが天皇賞を勝つようなことがあるのなら、もうこれは偶然では済ますことができない。

 

ただ、その理由付けが難しい。

 

実は桜花賞3着馬のライトバックも母父がオーストラリア産のExceed And Excel で、特に桜花賞や皐月賞はスピードが要求されるから、スプリントプ国であるオーストラリア産馬の血が生きてくる、という説明を私はしてきた。

 

でも天皇賞はさすがにその理由付けではクレームがきそうだ。

 

いや、歴代天皇賞馬を見ると、フィエ―ルマンのように実は本質的には中距離馬でスピード値も近年の春天では要求される、と強弁することはできる。

 

それにしても、ドゥレッツァの母モアザンセイクリッドが勝ったのは2400mのG1だよ、いくらなんでもスピードを強調するには無理があるよなあ。

 

ま、ドゥレッツァが負けてしまえば、帳尻合わせはできるのだけれども。

 

皆さんはオーストラリア母系の血の問題をどう思われますか?