(1)ジャスティンミラノの母父Exceed And Excelに注目

 

昨日、皐月賞出走馬で母オセアニア系のコスモキュランダを取捨選択するかどうしようか、という話を書いた。

 

きちんと調べてみると、有力馬のジャスティンミラノがドンピシャの母系オセアニア系であることがわかった。

 

母のマーゴットディドがアイルランド産だから、そちらのほうばかりに目をやっていたが、母父のExceed And Excelが豪州の種牡馬でとんでもないスプリンターだということが今頃になってわかった(遅い)。

 

この馬はオーストラリアでインヴィテイションS(1400m)とニューマーケットH(1200m)のG1を2勝している。

 

特にニューマーケットHはオーストラリアで最も権威あるスプリント重賞で、名牝Black Caviarや2006年のG1スプリンターズステークスを勝ったTakeover Targetも優勝している。

 

このバカっ早い血を濃厚に持つジャスティンミラノは皐月賞で本命を打ちたい。

 

母父Exceed And Excelは先日の桜花賞3着にきたライトバック(父キズナ)も該当し、キズナとの相性の良さは亀谷敬正もかねてから指摘している。

 

日本の3歳春のクラシック、特に桜花賞・皐月賞は母系にスピード値のアシストがあることがマストと言っていい。

 

現在のところ、ジャスティンミラノは皐月賞の最有力候補と言うことができるだろう。

 

 

(2)第二のジャスティンミラノを発掘

 

今年の社台・サンデーサラブレッドクラブ募集馬のうち、母系がオセアニア系の馬に注目したい。

 

選馬は近年のトレンドに乗り遅れないことが重要となる。

 

特にキズナとのマッチングは欠かせない。

 

キズナ産駒は高額のために第一希望からは嫌われる傾向にあるが、資金に余裕のある人はキズナ×オセアニア系の募集馬がいれば、第一から行けば第二のジャスティンミラノを発掘することも夢ではないかもしれない。

 

ちなみに、リバティアイランドの母、ヤンキーローズもオーストラリアのG1を2勝(スプリングチャンピオンS(芝2000m)、サイアーズプロデュースS(芝1400m))したオセアニア系の繁殖牝馬だ。

 

いま、母オセアニア系には勢いがある。

 

 

皐月賞の本命候補はもう1頭考えている。その件については明日また書いてみたい。