(1)いま、ダイワメジャー産駒が熱い

 

 

4月6日(土)のニュージーランドトロフィー(G2)をエコロブルームが勝ち、2着にボンドガール入った。

 

奇しくも2頭の父は両方ともダイワメジャー。

 

いまどき、何でダイワメジャー?

 

そうつぶやく競馬ファンの声も聞こえてきそうだ。

 

ところが、その理由は簡単。

 

【フェイズ2.5】の時代の馬選びは、まさしくダイワメジャーがビンゴなのだ。

 

 

(2)【フェイズ2.5】とはどういう時代か

 

【フェイズ2.5】の時代をもう一度、おさらいしておこう。

 

フェイズについて簡単に解説すると。

 

フェイズ1.0はサンデーサイレンスが種牡馬のリーディング首位を継続した1995年~2007年。

 

フェイズ2.0は 2008・2009年の移行期(アグネスタキオン、マンハッタンカフェがリーディング首位)を挟んでディープインパクトとキングカメハメハがリーディング首位の2010年から2022年まで。

 

そして、両馬が亡くなったあと、将来、ディープインパクトとキングカメハメハに代わる強力な種牡馬が現れる時期がフェイズ3.0 の時代ということになる。

 

簡単に言うと、フェイズ1.0はサンデーサイレンス、フェイズ2.0はサンデーの仔、フェイズ3.0はサンデーの孫、あるいは、サンデー系が衰退して、新たな系統が種牡馬として活躍する時代。

 

こう捉えていい。

 

現在はポスト・ディープ&キンカメが現れていない、フェイズ2.0から3.0への移行期ということになるので、【フェイズ2.5】の時代と呼ぶことになる。

 

(3)予測が的中した

 

ここ30年はサンデーサイレンスの血を中心に日本の競馬は回ってきた。

 

そして、現在も父系か母系のどちらかにサンデーサイレンスの血が入っていないと重賞勝利が難しい。

 

ダイワメジャーはサンデーサイレンスの直仔にあたる。

つまり、 サンデーサイレンスの 1/2(50%)の血を受け継いでいる。

極めて単純に考えると、サンデーサイレンスの血が濃いほうがサンデーの持つ瞬発力やスピードを多く受け継ぐから有利、ということになる。

 

これは去年(2023年)の9月15日に姉妹ブログ「相馬の水滸伝」で指摘したことだ。

 

詳細は2つ下の記事「あの種牡馬が復権か?」を参照。

 

 

 

 
こうしたなか、NHKマイルカップのトライアル、ニュージーランドトロフィーをダイワメジャー産駒がワンツーを決めた。
 
これは、私の予測が的中したことを意味している。
 
(4)桜花賞の本命はダイワメジャー産駒
 
そして、いよいよ今日(4月7日)、今年最初の3歳クラシック桜花賞を迎える。
 
ここは1番人気でもダイワメジャー産駒のアスコリピチェーノが断然だろう。
 

北村 宏司騎手の手綱さばきに期待したい。

 

 

ダイワメジャー産駒の活躍はさらに続くと予測する。

 

去年の社台・サンデーの1歳馬募集で私は3頭を選んだ。

 

そのなかにダイワメジャー産駒のグローサートラウム(募集時名ナッシングバットドリームズの22)がいる。

 

詳細を知りたい方は、noteブログの有料記事👇をご購入のうえご覧ください。

 

 

 


 

グローサートラウムは早期移動を果たし、入厩に向けて現在山元TCで準備中である。

 

この馬が重賞を勝つようになると、まさに私の【フェイズ2.5】の時代の馬選び理論は完成! ということになる。

 

学問はシンプルイズベスト。

 

サンデーサイレンスの血が濃い馬を選べ、なんて単純に聞こえるけれど、これは血統学の世界でも同様である。

 

ちなみにnoteブログの有料記事「第二のソールオリエンス&ソウルスターリング発掘プロジェクト」の内容は、さらに複雑な血統理論を加味している。

 

私の2歳出資馬エンスエーニョ(募集時名ドリームアンドドゥの22、父Frankel、牝馬)はこの記事で紹介した分析の結果抽出された3頭のなかから選んでいる。

 

少しネタバレすると、【フェイズ2.5】の時代の馬選びは、ダイワメジャーのようなサンデーサイレンス直子の子どもから選ぶ方法と、逆張りで、サンデーサイレンスの血からは遠いマル外や持ち込み馬から選ぶ方法がある。

 

今年の社台・サンデー募集には、マル外や持ち込み馬からあたり馬を狙ってみる作戦も描いている。