陰謀論は面白い。

 

でも、私は巷で喧伝されている陰謀論を滅多に信じない。

 

なぜなら、陰謀を企てた張本人たちは。陰謀計画を巧妙に隠す。

 

だから、陰謀が明るみに出たというのは、その時点ですでに陰謀ではない。

 

明るみでるような「陰謀」は陰謀ではなく、フェイクである。

 

 

前置きが長くなったが、社台ファームである。

 

競馬ファンなら誰もが気づいていることとは思うが、あの名牝にかかわるミステリーを今回は書く。

 

ウオッカのライバル、ダイワスカーレットにまつわる話だ。

 

ダイワスカーレット産駒を下に挙げる。

 

もう皆さんはすでに知っているように、ダイワスカーレットの仔は10頭続けて牝馬が生まれた。

 

「へえー。こんな偶然もあるんだ。」と思われている人は騙されている。

 

コインを投げて10回続けてオモテが出る確率(2の10乗)は1/1024(0.098%)。

 

これは「めったに起こるはずがない」事象とされていて、それが起こったら、「このコイン自体が細工されているものである可能性が高い」と統計学では結論付けられる。

 

社台ファームにはたくさんの繁殖牝馬がいて、毎年種付けされているのだから、そりゃあ、1/1024(0.098%)と極めて珍しい事象であっても、いつかは必ず起こるでしょ。

 

こう言って反論する人は必ず現れるはずだ。

 

百歩譲ってその反論を認めるとしよう。

 

でも、それが、こともあろうに、なんでダイワスカーレットなのか。

 

牧場側としては、この名牝の牝系を数多く残して、牝系を広げて将来の馬作りに役立てたいと考えているはず。

 

動機は十分だ。

 

だから―ー。

 

これ以上は書くまい。

 

よりによって最後の産駒が牡馬とは……

 

ますます確信を強めた。