昨日(2022年7月16日)のG3函館2歳ステークスで、インゼルサラブレッドクラブ所属のクリダームが惜しくもブトンドールの2着となった。

 

 

インゼルサラブレッドクラブは2021年10月1日より募集を開始した最も新しい1口馬主のクラブで、このクラブ設立のニュースを聞いたときは、「また新しいクラブができたな」という程度の感想で、あまり注目していなかった。

 

ところが、クリダームの5代血統表を見て驚いた。

 

 

ボトムラインに注目してもらいたい。

 

ソシアルバターフライ → ソシアルトウショウ → エイティトウショウ 

 

→ マザートウショウ  →  ブーケトウショウ

 

のラインナップ!

 

ソシアルバターフライと言えば、あのトウショウボーイの母として知られている馬で、冠名トウショウの基盤を築いた名牝。

 

ソシアルトウショウは1975年のオークスを8馬身差をつけて逃げ切って伝説となったテスコガビーの2着にきた馬。

 

そして、エイティトウショウはこれもまた伝説的な騎手中島啓之を背に中山記念を連覇して、まさにその名の通り80年代の競馬シーンに独特の紅一点を残した人気馬。

 

などなど、日本の過去50年の競馬史を彩ったトウショウ牧場の血をおさらいするような牝馬たちが並んでいる。

 

この5代血統表を見ていたら、オールドファンなら嬉し涙がちょちょ切れて、思わず出資したくなる。

 

インゼル。競馬ファンのツボをなかなかよく押さえた馬を募集にかけていて、ニクイね。

 

そして、改めてクリダームが函館2歳ステークスを2着した意味を考えてみた。

 

このクリダームの祖母、マザートウショウは1992年の函館2歳ステークス(当時は函館3歳ステークス)を勝っている。

 

つまり、祖母-孫の同一重賞制覇を狙ったことになる。

 

今回、惜しくもその夢は叶わなかった。

 

だが、レースに出走させただけでも、クラブや調教師などの関係者の腕はたいしたものだと思ってしまう。

 

この時期の2歳ステークスに出るためには、早期デビューをして、1勝しなければならない。

 

クリダームの場合は、勝ち負けまで持ってきた。

 

どうせなら、勝たせてやりたかった。

 

もし勝てば。

 

歴史は繰り返す.。

 

クリダームの出資者はこの格言を自ら目にすることとなったことだろう。

 

 

インゼルサラブレッドクラブ。ただものではない。

 

これからもこのクラブに注目してゆきたい。

 

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