古代エジプトでも使われてきた神聖な香り～モルモルな精油・ミルラ

ミルラって言う

ちょっと個性的な精油があります。

樹脂から採られる精油で

フランキンセンスと同じく傷を治したり

メンタル面に働きかけたり

するのが得意です。

日本名を「没薬（もつやく）」といい、

古代エジプトでは防腐目的で遺体の処理に使われ、

ミイラの語源になったとも言われています。

フランキンセンスの時にも書きましたが、

主、イエス・キリスト誕生の際、

東方から来た三賢者が主に捧げた

三品の一つです。

捧げられた黄金・没薬（ミルラ）・

乳香（フランキンセンス）のうち、

黄金は“富”を、ミルラは“医師”を、

フランキンセンスは“神”を

象徴していたそうです。

*諸説あります

◇ミルラ　（Commiphora molmol)

科名：カンラン科
採油部位：樹脂
主要成分：セスキテルペン炭化水素類　
　　　　　クルゼレン（20～50％）
　　　　　フラノオイエスマ-1，3-ジエン（20～40％）
　　　　　リンデストレン
特性：抗炎症作用・瘢痕形成（創傷治癒）作用
使用例：口内炎、歯槽炎、可燃、下痢・消化不良、あかぎれ・しもやけ、湿疹、床ずれ、火傷、鬱病、極度の緊張、他
　
禁忌：使用方法・使用量の目安に準ずれば特になし

（「NARDケモタイプ精油事典」より抜粋）

学名が「コミフォラ　モルモル」なので

一部のアロマセラピストの間で

「モルモルちゃん」なんて呼ばれてます。

他の精油ではあまり見かけないような

芳香成分をたくさん持っているのが特徴です。

香りは、、、う～ん、

決してフランキンセンスのような

“あ、良い香り”とうっとりするような

香りではないんですよね。

でも何だか癖になるというか、

ちょっとだけブレンドに加えると、

奥深さを演出してくれるような、

そんな香りです。

ミルラの樹脂はこんな色をしていて、

精油も茶色でちょっと粘性があります。

つまり、

ドロッパーから出てきにくい

これを使って、

『手作りコスメレシピ習得コース』では

超絶良い香りのとろとろバームを

作って頂いてます。

個性的な香りなので、

入れ過ぎ注意！ですが

お肌に対するとても良い働きが認められ、

免疫力の働きをサポートしてくれたりもする

とても良い精油です。

フランキンセンスやローズなど、

香りが良くて強い精油たちとブレンドして

スキンケアに使ってみてくださいね。

ミルラに関してはコチラもご参考に

『ミルラの蓋が固まって開かない時はこうしてみよう！』

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