アロマテラピーの陰の主役と言えば
やっぱり「植物油」ですね。
植物油を手作りコスメの材料として使う場合は
そこまで沢山利用するわけではないですが、
アロマのトリートメントオイルとして使う場合は
全体の割合は植物油が殆どを占めます。
例えば30㎖の植物油に3%濃度としても
精油の割合は0.9㎖=18滴。
トリートメントオイルの中で
精油が占める割合は
ほんのちょびっとなんですよね。
なので私は
トリートメントオイルの基材として使う場合
影の主役は植物油だと思うわけです。
精油は通常原液塗布NGなので
“基材”と呼ばれる植物油やバターなどで
薄めてから使います。
使う精油の濃度は
使用する部位や用途によって異なります。
植物オイルやバター類などの油脂は
たくさん種類がありますが、
それぞれ個性を知って使うと
合うアイテムが分かってきます。
ちなみに、私はリップコスメで使う
キャスターオイル(ひまし油)を
冬のファンデに使うのが好きです
キャスターオイルは植物油の中でも
粘性がとっても高く、
唇の皮膚への親和度が高くて艶が出るので
グロスなどのリップコスメによく利用されます。
この粘度の高い植物油をファンデにすると、
コックリしっとりなテクスチャーに
なるんですよね。
テクスチャーは好みが分かれるので
いくつか試して自分好みを見つけるのが
良いかな、と思います。
いろいろ使ってみると分かってくるし、
季節によって使い分けも出来ます。
手作りコスメの基材として使う場合は
酸化しやすいかどうかも目安になります。
キャスターオイルやホホバオイルは
その点でも使い勝手が良い植物油です。
アロマテラピーの基材として
その働きを期待して使うなら
ローズヒップオイルや月見草オイルは
お肌の調子を整えるのにもってこいです。
が、これらのオイルは
酸化しやすく冷蔵庫保存が基本なので
手作りコスメの基材としては
ちょっと使いづらい面はあります。
使い勝手が今一つなのは
香りが独特なのもあるかな~。
手作りコスメで紫外線防止効果を期待して
よく利用されるレッドラズベリーオイルなども
酸化しやすく香りも独特。
使うアイテムを間違えると
「くっさ!!」って使えなかったとか
聞いたこともあります。
(リップとかね)
酸化を抑えて香りを調整するために、
ホホバオイルなど酸化しづらく
香りもそんなにない植物油と
ブレンドして使うと良いですよ。
精油には様々な働きが認められていますが、
実は植物油自体にも作用があることが
分かってきています。
植物油も使いこなせるようになると
アロマテラピーも手作りコスメも
自由度が上がりますね!
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