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一ヶ月ほど前になりますが、紫根の浸出油を仕込みました。
浸出油というのは、アロマテラピーの基材として使われる植物油のなかでも、材料植物をオリーブ油などの別の植物油に漬け込んで、その有効成分を浸出させたものです。お手当によく使われるカレンデュラ油やアルニカ油は、この浸出油の一つです。
紫根というのは、万葉集にも登場するムラサキという植物の根っこのこと。日本では、古くから染料や薬草として大事に利用されてきた植物です。主成分の「シコニン」には抗炎症作用や殺菌作用、細胞賦活作用などがあり、肌トラブルにも役立つとして化粧品の原材料として利用されたりもしています。
昨年は、この紫根を使ったハンカチ染めのWSに参加しました
作り方は簡単。ガラス瓶の三分の一くらいまで紫根を入れ、そこに口いっぱいまで椿油を注いで蓋をします。使う植物油は椿油以外でもOK。ホホバ油やオリーブ油など酸化ししづらいものが良いと思います。
ひっくり返したら、早速赤いエキスが紫根からゆらゆら出てきて面白い![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
2~3週間もすると濃い赤色になるので、これを濾したら完成です。
コーヒーフィルターなどを使っても良いですが、紫根はそこまで小粒でもないので、私は茶こしを使いました。
ビーカーはマーロウプリンのヤツ
かなり濃い紫根の植物油が出来上がりました。
![爆 笑](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/001.png)
いちごのなんかっぽい
これに、クレイやマイカなどの色材と、UV対策で二酸化チタンと酸化亜鉛を加えたら、いつもよりピンクがかったファンデーションの出来上がりです。
手作りコスメのクリームファンデーションは、基本的にはパウダーの色材で色の調整をしていきます。UV基材の二酸化チタンや酸化亜鉛といった白色顔料を入れると、お肌に膜が張ったように重たくなる感じがすることもあるので、入れる量には要注意。
植物油に関しては、入れる量も少ないですしそこまでファンデーションの色味に影響を与えるものではありません。普段は透明なホホバ油や少し黄色がかったアルガン油を使うことが多いですが、出来上がりのファンデーションの色がそこまで変わったことはないと思います。
が、今回は思ったよりピンクっぽい色がでて、それだけ紫根の影響があるんだと改めて思いました。どちらにしても、そこまでカバー力があるファンデーションではないので、お顔が赤っぽくなるようなことはありません。
カバー力はそこまでありませんが、お肌の調子を整えてくれるのでつけ心地最高なのが、クレイクリームファンデーションの特徴の一つかと思います。
そろそろ対面でクレイファンデーションWSしようかな。ご希望がございましたら、下の各種お問合せからご連絡ください![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/007.png)
![照れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char3/007.png)
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